オーディオの足跡

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Integre DT Lineの画像
 解説 

ハンドメイドによる丁寧な仕上げが施されたインテグレーテッドアンプ。

上位モデルである3αPreampと3αPoweramp DTの構成を一体化した構成となっています。

回路方式はクラスα動作となっており、NFBは20dB以下に抑えられています。
この方式はトランジスタの温度がある程度までしか上昇しない方式で、温度変化によるトランジスタの特性変化を防いでいます。
また、この方式は出力側がクラスABで動作するものですが、電源は常にクラスAで動作するため、熱損失なしでクラスAの利点を得ています。

入力から出力段まで信号回路に抵抗を使用しないトランジスタ直結回路を採用しています。
また、グランドは1点に集中させる最短配線のスターアース方式を採用しています。

YBAのアンプでは真空管と同じように3次や5次の奇数次の高調波が発生しません。
また、従来のトランジスタアンプではアースラインと出力段の間に仮想キャパシティが約300pFほどあり、低域再生の障害となっていましたが、出力トランジスタと電源トランスを結ぶ事で仮想キャパシティを10pFまで減少させ、真空管アンプに近い設計となっています。

電源部にはオリジナルのW・C型トランスを2個搭載しています。
このトランスは方向圧延材を使用したC型トランスをつきあわせることで極めて少ない渦電流損失を実現しています。
また、ラインフィルター電源方式を採用しており、0電位が一定でプラス側とマイナス側がシンメトリーに動作することで2次側に家庭用商用電源のおノイズが入るのを防いでいます。

非磁性体シャーシを採用しており、磁気歪を追放しています。
シャーシやパネル、ボンネット、ビスには非磁性体の研磨ステンレスあるいはアルミ材を使用しています。さらに主要パーツ類も非磁性体を採用することで細部まで磁気歪を追放しています。

トランスや抵抗、コンデンサーまで全てカスタムメイドのパーツを採用しています。
コンデンサーの中には2つのサイズの人造ダイヤが詰め込んであります。また、誤差率1%以内の1W高精度抵抗のリード線は銀接続にしてあります。
また、配線材にはテフロンでシールドされた7N導体、接続用半田には8%銀入り半田を使用しています。

YBAオリジナルのRCA入力ターミナルを採用しています。

音色が異なる2系統のスピーカー出力を備えています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
定格出力 50W+50W(8Ω)
90W+90W(4Ω)
ダンピングファクター 300以上(100Hz)
出力端子 テープ出力:1系統
出力ターミナル 2系統
動作方式 クラスα
NFB 20dB以下
消費電力 94W
外形寸法 幅430x高さ91x奥行380mm
重量 9.1kg