YAMAHA TX-500
¥34,800(1987年発売)
解説
ダイレクトPLLチューニング方式のFM/AMデジタルチューナー。
メタルマスク方式による新開発のマルチカラーLCDを搭載しています。
非点灯部分への光漏れがゼロで、点灯部分との無限大のハイコントラストを実現することにより、発光素子の透過効率を向上させています。さらに視野角もこれまでのLCD以上に広げられています。
表示機能として、局周波数、プリセットチャンネル、24セグメント・バー表示のシグナルクォリティメーターや選択度特性をイニシャル化したIFモードのグラフィック表示、さらに各種の動作状態表示を設けています。
プリセットメモリーには、一般的な局周波数のみのメモリーから、受信コンディションを含めたより実用的な3WAYマルチステートメモリー方式を採用しています。
ステレオモード、ハイブレンド、IFモードの3種の受信モードを局周波数とともに同時に記憶し、一度記憶させればいつでも快適な音質で希望局を呼び出せます。
FM/AM20局ランダムアクセスプリセットを搭載しています。
バンド切換をすることなく、希望のFM局またはAM局をワンタッチで呼び出し、しかもプリセットキーは1キー/2ステートで、ひとつのキーに対して2つの局までプリセット出来るので、10キーでFM/AM計20局までのプリセットが可能です。
選択度をマニュアルで切換えられるIF帯域切換えスイッチ、AUTO/MANUALチューニングモード切換スイッチ、AUTO STEREO/MONOモード切換スイッチ、ハイブレンドスイッチを搭載しています。
AMループアンテナ装備。
機種の定格
型式 | FM/AMデジタルチューナー |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | mono:0.8μV(9.3dBf)/75Ω |
S/N比50dB感度 | mono:1.55μV(15.1dBf)/75Ω stereo:21μV(37.2dBf)/75Ω |
キャプチャーレシオ | 1.5dB(WIDE) |
イメージ妨害比 | 60dB |
IF妨害比 | 100dB |
スプリアス妨害比 | 80dB |
AM抑圧比 | 55dB |
実効選択度 | 85dB |
S/N比 | mono:82dB stereo:76dB |
全高調波歪率 | stereo:0.07%(WIDE、1kHz) |
ステレオセパレーション | 52dB(1kHz) |
周波数特性 | 30Hz~13000Hz、±0.5dB |
<AMチューナー部> | |
実効選択度 | 250μV/m |
イメージ妨害比 | 40dB |
スプリアス妨害比 | 50dB |
S/N比 | 50dB |
全高調波歪率 | 0.3% |
<総合> | |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅435x高さ92.5x奥行282.5mm |
重量 | 3.1kg |