オーディオの足跡

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T-5Dの画像
 解説 

T-5をベースに改良を施したFM/AMチューナー。

フロントエンド部には高精度ワイドエアギャップ3連バリコンとローノイズで高周波特性のすぐれたJ-FETを採用しており、高感度と各種の妨害排除特性を改善しています。

IF段には高周波特性とオーディオ特性の両方の実現を図った高伝送特性セラミックフィルタを6素子相当採用しています。

FM信号をL/Rの信号に分けるMPX回路では、HighスルーレイトのDCアンプを基本にしたヤマハ独自のDC-NFBスイッチング回路を採用しています。
オーディオアンプ同様に特性改善のためにNFB(負帰還)をかけた構成なため、超低域から高域まで歪やノイズを低減しています。

チューニングメーターにはオプティカルバランス型を採用しています。
これは、ダイアル指針である赤のLEDを挟んで左右にグリーンのLEDを配したもので、左右のグリーンのLEDの明るさが一致した時にセパレーション最良、歪率最小の同調となります。

シグナルメーターを搭載しており、妨害検出フィルタとAGCアンプにより広い入力レベルを高速応答の6点LEDにり表示します。
また、ヤマハ独自の妨害検出方式により、強い局まで飽和することなくマルチパスやフェージングなどの不要電波を指示値の低下やフラ付きとして指示することが可能となっています。

AMチューナー部には新開発のループアンテナを採用しています。
また、AMミューティング回路を搭載しています。

カセットデッキ等での録音レベルの設定において目安となるREC CALを内蔵しています。

機種の定格
型式 AM/FMステレオチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
50dB S/N感度 mono:3μV(14.8dBf)
stereo:40μV(37.3dBf)
実用感度(84MHz) 300Ω:2.4μV(12.8dBf)
75Ω:1.2μV(12.8dBf)
リミッタ感度 1.58μV(9.2dBf)
イメージ妨害比 65dB
IF妨害比 100dB
スプリアス妨害比 90dB
AM抑圧比 60dB
キャプチャーレシオ 1.5dB
実効選択度 65dB
SN比 mono:86dB
stereo:84dB
全高調波歪率
mono 100Hz:0.03%
1kHz:0.04%
6kHz:0.06%
stereo 100Hz:0.05%
1kHz:0.06%
6kHz:0.1%
IM(混変調)歪率 mono:0.05%
stereo:0.1%
ステレオセパレーション 50Hz:50dB
1kHz:55dB
10kHz:45dB
周波数特性 50Hz~10kHz、±0.3dB
30Hz~15kHz、+0.5 -1dB
サブキャリア抑圧比 55dB
ミューティングレベル 3μV(14.8dBf)
シグナルメータ飽和レベル 100μV(45.2dBf)
<AMチューナー部>
受信周波数 525kHz~1605kHz
実用感度 10μV
選択度 27dB
SN比 55dB
イメージ妨害比 45dB
スプリアス妨害比 50dB
全高調波歪率 0.3%(1kHz)
<総合>
出力レベル/インピーダンス FM(100%変調1kHz):500mV/5.2kΩ
AM(30%変調1kHz):180mV/5.2kΩ
Rec Cal(333Hz):250mV/5.2kΩ
使用半導体 トランジスタ:19個
IC:6個
FET:1個
LED:10個
ダイオード:17個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 8W
外形寸法 幅435x高さ93x奥行300.5mm
重量 3.7kg