YAMAHA NS-1classics
¥65,000(1台、1988年発売)
¥59,500(1台、1995年頃)
解説
広く音楽を堪能できる再現能力をテーマに開発されたクラシックスシリーズのスピーカーシステム。
低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットでは振動板をカテナリー形状とすることで艶やかな中域再生を可能にしています。また、素材はポリプロピレンにしなやかな強度を保つマイカを混成したものを採用しており、高域まで破綻のない音質を実現しています。このマイカの含有率はカット&トライを繰り返しながら強度と内部ロスのバランスが最良のポイントを決定しており、低域から中高域までクリアな音を獲得しています。
高域には3cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板は基材に綿を使用しており、フェノール樹脂を含浸させて熱成型した構造となっています。綿は多くの試聴を繰り返して決定されており、フェノール樹脂の容量もぎりぎりまで減らすなどの配慮がされています。
各ユニットの磁気回路にはアルニコ内磁型マグネットを採用しています。
ユニットのセンターポール下にマグネットを配置し、ポット型のヨークで取り囲む内磁型とすることで漏洩磁束の少なく抑えており、AVユースにも適しています。
ツィーターレベルアッテネーターをリアバッフルに装備しています。
リスニングルームの室内容量に合わせて低域とのアコースティックバランスを調整できます。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
外観仕上げには樺のリアルウッドを使用しており、リアバッフルも含めた全面をツキ板とし、その上からウレタン艶出し塗装によって鏡面仕上げとなっています。
別売りでスピーカースタンドがありました。
スタンドのベース部とサポート部にアフリカンパドックを採用し、プレート部に鉄を使用しています。
プレート部はブラック焼付け塗装、ベース部とサポート部はオイルフィニッシュ仕上げが施されています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:16cmコーン型 高域用:3cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 60Hz~30kHz |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 86dB/W/m |
許容入力 | 60W |
ミュージック許容入力 | 120W |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz(12dB/oct) |
外形寸法 | 幅205x高さ381.5x奥行285mm |
重量 | 9.5kg |
付属 | スピーカーコード(4m) |
別売:スピーカースタンド SPS-1(2台1組、¥35,000) | |
外形寸法 | 幅270x高さ481x奥行350mm ベース部:幅270x厚さ25x奥行350mm サポート部:幅75x高さ450x奥行100mm プレート部:幅165x厚さ6x奥行230mm |
重量 | 6.5kg |