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YAMAHA KX-10
¥50,000(1994年頃)
解説
ToP-ARTシリーズの小型カセットデッキ。
ヘッド部には3ヘッド方式を採用しており、録音用と再生用のヘッドを専用化すると共にそれぞれの特性を最適化しています。
また、3ヘッド方式によって録音同時モニターも可能となっています。
ハイレコーディングバイアス方式を採用しています。
この方式では録音バイアス周波数を160kHzまでシフトアップすることでバイアス電流と音楽信号との相互干渉を厳密に抑え、大きな高域エネルギーを持つCDの録音に威力を発揮しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーB/Cタイプを搭載していあす。
さらにドルビーHXプロも搭載しており、入力信号の状態に合わせてバイアス量を適正にコントロールすることで、録音時の高域特性を改善しています。
オートテープチューニング機能を搭載しています。
この機能では、約20秒間のテスト録音/同時再生を行うことで、低域・中域・高域の3つの周波数ポイントでテープの特性を検知して最適な録音バイアスとレベルを自動的に調整します。
ヤマハ独自のプレイトリム機能を搭載しており、再生するテープの録音状態に合わせて高域特性を改善できます。
レックリターン機能を搭載しており、録音を開始した地点までワンタッチで巻き戻せます。
また、カウンターをリセットした地点まで自動的に巻き戻すゼロリターン機能を搭載しています。
スライドローディングトレイ方式を採用しています。
フロントパネルには6mm厚のアルミ無垢材を採用しています。
CDX-10とのシンクロREC機能に対応しています。
ヤマハ独自のRSリモコンに対応しており、AX-10のリモコンによるコントロールが可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
ヘッド構成 | 録音:ハードパーマロイ 再生:ハードパーマロイ 消去:ダブルギャップフェライト |
録音/消去方式 | 160kHzハイバイアス |
ワウフラッター | 0.05%(W.RMS、JIS) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz(メタル、EIAJ) |
S/N比 | 76dB(ドルビーC ON) 60dB(ドルビーNR OFF) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 16W |
外形寸法 | 幅280x高さ119x奥行360mm |
重量 | 4.8kg |