YAMAHA K-8
¥59,800(1981年頃)
解説
ピュアセンダストヘッドを搭載したステレオカセットデッキ。
録再ヘッドには上位機種であるK-9と同様にローインピーダンス設計のピュアセンダストヘッドを採用しています。
このヘッドは、ヤマハの高真空遠心鋳造法によって成形された高純度センダストをコア材に採用しており、これによって飽和磁束密度を改善することで高域周波数での入出力特性を向上させています。
走行系に2モーター・セパレートドライブ方式を採用しており、フライホイールにも外径59mm、慣性モーメント約1000g・cm2の大型のものを採用することで安定した走行を実現しています。
録音アンプにはオペアンプを採用しています。また、再生イコライザは初段に低ノイズトランジスタを使用した2段直結アンプとなっています。さらにヘッドホンアンプには高出力オペアンプを採用しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーNRを搭載しています。
このドルビーNRはMPXフィルタと連動しています。
フェザータッチフルロジックコントロールを採用しています。
2ステップ・ピークインジケーター付きのVUメーターを搭載しています。
別売のワイヤードリモコンを使用することで離れた場所からの操作も可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
テープ速度(偏差) | 4.75cm/sec ±1% |
ワウフラッター | 0.04%以下(JIS-WRMS) 0.15%以下(DIN-45500) |
早送り、巻戻し時間 | 75sec(C-60) |
録音再生周波数特性 | LH(-20VU):40Hz~16kHz ±3dB CrO2(-20VU):40Hz~18kHz ±3dB Metal(-20VU):40Hz~20kHz ±3dB (0VU):40Hz~13kHz ±3dB |
総合SN比 | 67dB(dolby in、メタルテープ) |
総合歪率 | 1%以下 |
チャンネルセパレーション | 40dB |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.3mV/5kΩ Line:60mV/80kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:340mV/1.7kΩ Phones:1mW/8Ω 5mW/150Ω |
付属機構 | ドルビーNR/MPXフィルター テープセレクタスイッチ 2点ピークインジケーター付VUメーター ユニバーサルヘッドホンアンプ インプットセレクタ Recミュート クイックオートストップ 左右独立レックレベルボリューム タイマー録音スイッチ |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 23W |
外形寸法 | 幅435x高さ112x奥行294mm |
重量 | 5.5kg |
別売 | リモートコントロールユニット RS-10(¥6,000) |