YAMAHA K-500
¥54,800(1982年頃)
解説
ピュアセンダストヘッドやロジックコントロール回路に加え、新たにドルビーCタイプNRを採用したステレオカセットデッキ。
録再ヘッドにはローインピーダンス設計のピュアセンダストヘッドを採用しています。
このヘッドはヤマハの高真空遠心鋳造法によって成形された高純度センダストをコア材に採用したヘッドで、飽和磁束密度を改善することで高域周波数での入出力特性を大幅に向上しています。
メカニズム部には2モーターセパレートドライブ方式を採用しており、さらにフライホイールには外径59mm、慣性モーメント約1000g・cm2の大型フライホイールを採用することで、安定した走行を実現しています。
ノイズリダクションシステムとしてドルビーCタイプを搭載しています。
録音アンプにはオペアンプを採用することでダイナミックレンジの広い録音を可能にしています。また再生イコライザには、初段に低ノイズトランジスタを使用した2段直結アンプを採用しており、さらにヘッドホンアンプには高出力オペアンプを用いた回路を採用しています。
クイックレスポンスやRecスタンバイ、Recミュートなどを実現したフェザータッチフルロジックコントロールを採用してます。
2色12ドットのLEDピークメーターを搭載しています。
別売のワイヤードリモコンユニットによって離れた場所からの操作も可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
テープ速度(偏差) | 4.75cm/sec ±1% |
ワウフラッター | 0.05%以下(JIS-WRMS) |
早送り、巻戻し時間 | 90sec(C-60) |
録音再生周波数特性 | LH(-20VU):40Hz~16kHz ±3dB CrO2(-20VU):40Hz~18kHz ±3dB Metal(-20VU):40Hz~20kHz ±3dB (0VU):40Hz~13kHz ±3dB |
総合SN比 | 73dB(dolby C in、CrO2テープ) |
総合歪率 | 1%以下 |
チャンネルセパレーション | 35dB |
入力感度/インピーダンス | Mic:0.4mV/3.9kΩ Line:60mV/60kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:350mV/1.5kΩ Phones:0.6mW/8Ω |
付属機構 | ドルビーB/C NR オートテープセレクター ピークホールド付き2色12点ピークLED ユニバーサルヘッドホンアンプ リピートスイッチ Recミュート メモリーストップ バランスボリューム タイマー録音スイッチ |
電源 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 18W |
外形寸法 | 幅435x高さ112x奥行278mm |
重量 | 4.5kg |
別売 | リモートコントロールユニット RS-10(¥6,000) |