YAMAHA CDX-620
¥55,000(1989年頃)
解説
ハイビットシステムを搭載したCDプレイヤー。
ヤマハのハイビットシステムを採用しており、CDの基本フォーマットを超えた高精度デジタル演算処理によってより滑らかなDAC出力を獲得し、自然な音質を実現しています。
また、ハイビットシステムの採用によって従来不可欠とされていたローパスフィルターを通さないピュアDACダイレクト再生を可能にしています。
デジタルフィルターには8fsx18ビットのデジタルフィルターを採用しており、サンプリングノイズを高域へ移行するとともに高分解能な出力を得ています。
ハイビットデジタルフィルターは225次+41次+21次という高精度なデジタル演算能力とデジタルフィルタ自身の特性によって帯域内リップル±0.0001dB以内、帯域外ノイズ-100dB以下となり、16bit分解能ではデジタル的にノイズレス&リップルレスを実現しています。
D/A変換部には18bit動作DACを2個搭載しています。
電源部には強力電源トランスやシャントレギュレーター回路を採用しています。
トップカバーに肉厚ダンパーを使用するなどの制振構造を採用しています。
また、脚部にはGPレッグを採用しています。
2モード・テープエディット機能を搭載しています。
この機能ではテープの長さをインプットすると各面の収録可能時間を表示したり、CDプレイヤーが自動的にランダムレコーディングを行ったりすることが可能です。
チタンカラーとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | CDプレイヤー |
| 周波数特性 | 2Hz~20kHz ±0.1dB |
| 高調波歪率 | 0.003%以下(EIAJ) |
| S/N比 | 106dB以上(EIAJ) |
| ダイナミックレンジ | 100dB以上(EIAJ) |
| チャンネルセパレーション | 96dB以上(EIAJ) |
| ワウフラッター | 測定限界以下 |
| 出力電圧 | 2Vrms |
| ヘッドホン出力 | 450mV |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 20W |
| 外形寸法 | 幅435x高さ112x奥行357mm |
| 重量 | 6.2kg |
| 付属 | ワイヤレスリモコン |
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