YAMAHA GE-60
¥54,800(1987年頃)
解説
LR独立10バンドコントロール、スペアナを搭載したグラフィックイコライザ。
30Hz~16000Hzまでをオクターブごとに10分割し、それをLR独立で設けた10バンド・グラフィックイコライザ仕様となっており、実際の操作性や視覚的確認のしやすさを配慮して、各バンドごとLR隣り合わせのコンビネーション配置を採用しています。
レベルを変えてもQ(峰の鋭さ)が変わらない独立変数型を採用し、隣接するバンドへの影響を少なくして、音の濁りを抑えています。
10バンドのグライコに合せ、10バンドのスペアナを搭載しています。
さらに、ピンクノイズジェネレーターも内蔵しており、付属のコンデンサマイクを使用して、本格的な音場測定を可能としています。
超低域では指向性があまりなく、信号はほぼ同相であるのに対し、ノイズ成分は逆そう成分が多いことに着目。低域のLRをともに1/2にして加える事でノイズを打ち消し信号そのものはモノラルで送り出すランブルリデュース回路を装備しています。
レコードのソリなどで生じる不要な超低域ノイズを、音楽信号への影響を抑えつつカットできるよう、5Hz~30Hzまでの範囲で自由に周波数を選べるLR独立のサブソニックフィルタを装備しています。
エレクトレットコンデンサマイクが付属しており、室内音響、スピーカf特測定などが出来ます。
機種の定格
型式 | グラフィックイコライザ |
入力感度/インピーダンス | Line、Tape:1V/47kΩ Mic:0.5mV/47kΩ |
出力電圧/インピーダンス | Line、Rec Out:1V/1.2kΩ |
周波数特性 | 10Hz~100000Hz、+0.5 -1dB |
中心周波数 | 30Hz、60Hz、120Hz、240Hz、480Hz、 1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHz |
可変範囲 | ±15dB |
S/N比(IHF-A) | 110dB(1V出力) |
全高調波歪率 | 0.005%(1V、20Hz~20000Hz) |
サブソニックフィルタ | -12dB/oct(5Hz~30Hz連続可変) |
ランブルリデュース | 100Hz以下モノラル |
ピンクノイズ出力 | 150mVrms |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅435x高さ112x奥行350mm |
重量 | 4.5kg |
付属 | コンデンサマイク |