オーディオの足跡

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DX-U1の画像
 解説 

ハイビットデジタルフィルタとハイビットD/A変換システムを搭載したD/Aコンバーター。

4倍オーバーサンプリングのハイビットデジタルフィルタを搭載しています。
演算次数225次+41次、係数語長最大32ビットの高精度デジタル演算により、フィルタ自身の特性として、帯域外ノイズ-100dB以下、帯域外リップル±0.0001dB以内を実現しており、ノイズとリップルを16ビット分解能レベル以下に抑えています。

D/A変換には18ビット動作のD/A変換を実行する、ヤマハ独自のハイビットD/A変換システムを搭載しています。この方式では、まずハイビットデジタルフィルタを18ビットで出力させ、より分解能の高いデジタル信号を得ています。そして、D/Aコンバータをフローティング動作させ、上位ビットが使われない大半のレベルで、デジタル信号を2ビット分シフトアップさせ、18ビット精度のD/A変換を実現しています。
これにより、D/A変換直後の信号波形と元の誤差成分であるステップ歪を従来の1/4に低減し、微小レベルでの再現能力を向上しています。

ハイビットD/A変換システムに使用しているD/Aコンバーターには、デジタル信号を高速シリアル処理するグリッチレスD/Aコンバーターを採用しています。デジタル信号の切換り時に発生する有害なグリッチノイズを排除し、さらに左右独立のツイン構成とすることでセパレーションを向上させています。

75Ω同軸タイプのデジタル入力端子を3系統搭載しています。
サンプリング周波数は32k/44.1k/48kHzを自動追従するヤマハオリジナルのデジタルI/Oレシーバ搭載により、CDやDATのデジタル出力に対応しています。

オーディオ部へのデジタルノイズの混入や、高周波のデジタル信号の飛びつきを防ぐため、デジタル部とオーディオ部を高速フォトカプラ=光結合素子によって分離・独立させています。電気的な絶縁を図りながら信号を送り出す光伝送方式により音質劣化を防いでいます。
また、電気的・機械的振動による音質への影響を考慮し、デジタル部とオーディオ部を独立の回路基板で構成するセパレートシートを採用しています。
さらに、デジタル部とオーディオ部を独立給電する2トランス・シャントレギュレータ電源など、デジアナ・セパレート設計を徹底しています。

出力端子は固定出力に加えて可変出力を設けています。
可変出力端子の出力レベルはフロントパネルより調整可能です。

オーディオ用マイラーコンデンサーを採用し、群遅延特性に優れた5次ニューアクティブ型フィルタを搭載しています。

出力段は低域時定数を持たない完全DCアンプとなっています。

デジタル信号を受信すると点灯するデジタルインジケーターを搭載しています。

ボリューム付ヘッドホン端子を搭載しています。

機種の定格
型式 デジタルプロセッサ
周波数特性 DC~20kHz ±0.3dB
高調波歪率+雑音 0.002%(EIAJ、1kHz)
S/N比(EIAJ) 115dB
ダイナミックレンジ(EIAJ) 100dB
デジタル入力 0.5Vp-p/75Ω
出力電圧 固定:2Vrms(0dB)
可変:プリアウトレベル(-∞~+20dB)
電源電圧 AC100V 50Hz/60Hz
消費電力 12W
外形寸法 幅435x高さ90x奥行361mm
重量 6.2kg