YAMAHA DSR-100PRO
¥69,800(1988年頃)
解説
ヤマハDSPインターフェイス機能を備えたドルビープロロジックプロセッサ。
ドルビープロロジックでは方向性強調回路を搭載しており、メインとサラウンドの音量を効果的に調整することで、ドルビー映画のサラウンドを家庭で楽しむことができます。この方向性強調回路により、ドルビーサラウンドでは約3dBしかとれなかったメイン-サラウンド間のセパレーションを25dB~40dBまで向上しています。
また、ヤマハオリジナルのデジタルディレイLSIの採用により、S/N比90dB、ダイナミックレンジ100dBを実現しています。
ドルビープロロジックでは、画面のまわりに1~2本のセンタースピーカーを追加することで、センター定位を向上できます。
さらにドルビープロロジックでは、L/Rチャンネルから同じ信号が出ている場合にはセンタースピーカーから、別の信号の場合にはそれぞれのチャンネルのスピーカーやサラウンドスピーカーから出力します。これにより、セリフのように画面に定位した方が良い音だけがセンタースピーカーから出力されます。
ヤマハDSPシステムとのインターフェイス機能を搭載しており、ドルビープロロジック効果とヤマハDSPの音場をミックし、さらに全体の音量を7連VCAマスターボリュームでコントロールできます。
テープモニタースイッチやテストモードスイッチを搭載しています。
各チャンネルごとの出力レベルが確認できるLEDレベルメーターを搭載しています。
チタンとブラックの2色のカラーバリエーションがありました。
また、それぞれの色に合わせたワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | ドルビープロロジックプロセッサ |
| S/N比 | 90dB(サラウンドch) |
| ダイナミックレンジ | 100dB(サラウンドch) |
| 残留ノイズ | 20μV(IHF-A) |
| 周波数特性 | 10Hz~50kHz |
| ディレイタイム | 20ms/30ms |
| 許容入力 | 2.5Vrms |
| 外形寸法 | 幅435x高さ72x奥行312mm |
| 重量 | 4.5kg |
| 付属 | リモコン |