オーディオの足跡

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CA-700の画像
 解説 

豊富な入出力回路と余裕のある回路設計が施されたステレオプリメインアンプ。

メインアンプには全段直結・準コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
段間コンデンサーが除去され、低域でも充分なNFをかける事が出来るようになり、超高域までの広帯域にわたる増幅を可能にしています。

Phono回路を2系統搭載しており、それぞれの用途に応じてイコライザーアンプも2組搭載しています。
Phono1のイコライザーアンプは出力電圧の大きいMM型・IM型などのカートリッジ用で、出力段をSRPP方式にした3石アンプで、ダイナミックレンジが広く、大入力時の安定性も高く、SN、歪率を向上しています。
Phono2のイコライザーアンプは出力電圧の低いMC型カートリッジ専用で、MC型カートリッジを昇圧トランスを通さずにダイレクト接続できます。回路構成はベース接地方式を効果的に使った高利得、高SNの4石アンプ構成となっています。

パワートランジスタ段とスピーカー出力回路に保護回路を搭載しています。
SCRとトライアックを採用して正確な動作を保証しており、過大入力や出力端子のショートなどによるトラブルを防ぎ、パワートランジスタやスピーカーを破損から保護しています。

トーンコントロール回路は、2段直結アンプによるNF型のヤマハ方式を採用しています。
直結アンプのコレクターエミッター間にNFをかけたこの方式により、ツマミ中点でのうねりは±0.5dB以内となっています。
また、充分にNFをかけられることで低歪率を実現し、ローノイズトランジスタの仕様と雑音を留意した設計により残留ノイズを少なく押さえています。

ローフィルター、ハイフィルター、オーディオミューティングなどの機能を搭載しています。

プリアンプの左右両チャンネルの信号を合成して出力するモノラル出力端子を搭載しています。
また、プリアンプとメインアンプを切り離して単独にしようできるカプラースイッチを搭載しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<メインアンプ部>
ダイナミックパワー(IHF) 150W
実効出力(1kHz) 片ch駆動:60W/60W
両ch駆動:50W+50W
全高調波歪率 0.05%(50W出力時)
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) 0.1%(50W出力時)
パワーバンド幅(IHF) 10Hz~50kHz
周波数特性 15Hz~50kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス 775mV/50kΩ
出力端子 スピーカー端子:2系統
ヘッドホン端子:4Ω~16Ω
ダンピングファクター(1kHz、8Ω) 50
SN比(IHF、Aネットワーク) 95dB
残留雑音(プリ+メインアンプ) 0.6mV
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1:3mV/50kΩ
Phono2:100μV/100Ω
Tuner、AUX1、2、Tape PB A、B:200mV/50kΩ
出力レベル/インピーダンス Rec Out(Pin):200mV/10kΩ
Rec Out(Din):30mV/80kΩ
Pre Out:775mV/10kΩ
Mono Out:775mV/500Ω
周波数特性 Phono(RIAA偏差):30Hz~15kHz ±0.5dB
Tuner、AUX、Tape:20Hz~30kHz +1 -3dB
SN比 Phono1:65dB
Phono2:45dB
MIC:55dB
Tuner、AUX、Tape:85dB
トーンコントロール Bass:±10dB(70Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
フィルター Low:70Hz、12dB/oct
High:7kHz、12dB/oct
ラウドネスコントロール 70Hz:+8dB
10kHz:+6dB
<総合>
使用半導体 トランジスタ:36個
FET:2個
ダイオード:16個
トライアック:3個
サイリスタ:2個
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 250W
ACアウトレット 電源スイッチ連動:2系統
電源スイッチ非連動:1系統
max250W
外形寸法 幅400x高さ140x奥行300mm
重量 10.0kg