
YAMAHA AX-592
¥49,800(1997年6月発売)
解説
ディスクリート構成のCDダイレクトアンプを搭載したプリメインアンプ。
CDの高音質を実現するため、CDダイレクトアンプを搭載しています。
この方式では入力端子の直後に超ローノイズのCDダイレクトアンプを搭載することで実使用時のノイズを低減しています。しかも、AX-592ではこの回路をディスクリート構成とすることで実使用時のノイズを3分の1に低減し、出力インピーダンスも低く抑えています。
ヤマハ独自のリニアダンピングサーキットを採用しており、極太の線材を多用するなどの徹底した内部インピーダンス低減が図られており、ソースの周波数変化によらない安定したダンピングファクターを実現しちえます。
また、電源部には強力LiD(ローインピーダンスドライバビリティ)電源を採用しており、大型トランスや大容量電解コンデンサーによって、スピーカーのインピーダンスが低下しても常に安定したドライブ能力を得ています。
ピュアダイレクトスイッチを搭載しており、トーンコントロールなどの回路をバイパスして入力信号をパワーアンプに直結することができます。
インプットセレクターの接点やCD入力端子には金メッキ処理が施されています。
内部コンストラクションは入口から出口までの回路を左右対称とすることでチャンネル間の干渉を抑止しています。
また、最短回路とすることでアンプの内部抵抗を下げています。
音質劣化の原因となる内部振動や共振を抑えるため、独自の防振ベースを搭載しています。
MMとMCの両型式に対応したPhono端子を搭載しています。
ボリュームには電動ボリュームを採用しています。
トーンコントロールやコンティニュアスラウドネスを搭載しています。
極太ケーブルの使用できる大型スピーカー端子とバナナプラグ対応スピーカー端子の2系統を搭載しています。
プリアウト、メインイン端子を搭載しています。
システムリモコンが付属しており、CDなどのヤマハコンポの操作が可能です。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz) | 120W+120W(6Ω、歪0.03%) |
ダイナミックパワー | 290W+290W(2Ω) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB(CD、Main in、その他) |
S/N比 | Phono MM:86dB Phono MC:70dB CD:110dB(CDダイレクト) |
ダンピングファクター | 320(20Hz~20kHz、8Ω) |
消費電力 | 180W |
外形寸法 | 幅435x高さ151x奥行396mm |
重量 | 10.6kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |