YAMAHA AX-570
¥59,000(1994年頃)
解説
AX-1200の技術を受け継ぎ開発されたハイコストパフォーマンスアンプ。
デジタルソースの広大なダイナミックレンジに対応し、信号周波数やスピーカーインピーダンスに左右されることなく、高安定な電力を供給する強力LiD(Low-impedance Drivability)電源を搭載しています。
アンプの内部インピーダンスを極小化することで高いダインピングファクターを獲得しており、スピーカーのインピーダンス変動に左右されることなく安定なドライブを実現するとともに、独自のリニアダンピングサーキットにより周波数変化にも関係なく一定したダンピングファクターを実現しています。
全ての入力に対応したピュアダイレクトスイッチを搭載しており、スイッチをONにするとサブソニックフィルタやトーンコントロールをバイパスし、入力セレクタと音量ボリュームだけを通過するシンプルな信号経路となります。
これによりストレートな再生が可能です。
ヤマハ独自のグランドセンシング回路を搭載しており、入力と出力のアースをモニターし、外部からのノイズなどにより差が発生した場合には、パワーアンプ直前で打ち消すことにより高純度な再生を可能にしています。
振動を徹底的に排除するため、ヤマハ独自の新開発防振ベースを採用しています。
トランスやヒートシンクなどから発生するアンプ内部の振動を最小限に抑え込み、振動を吸収するとともに、防振ベースに全てのパーツを取り付けることで、振動による音楽信号への悪影響を排除しています。
MC/MM対応イコライザアンプを搭載しています。
インプットセレクタにはリモコンに対応したロータリー式を採用しています。
パワーON/OFF、インプット切換、音量調整が可能なリモコンが付属しています。
チタンカラーモデルの他にブラックモデルもありました。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力(20Hz~20kHz) | 120W+120W(6Ω、歪0.03%) |
ダイナミックパワー | 290W+290W(2Ω) 220W+220W(4Ω) 170W+170W(6Ω) |
入力感度/インピーダンス | Phono MC:160μV/220Ω Phono MM:2.5mV/47kΩ CD他:150mV/47kΩ Main In:1V/10kΩ |
周波数特性 | 全入力:20Hz~20kHz ±0.5dB |
全高調波歪率 (20Hz~20kHz) |
0.003%(MM→Rec Out) 0.007%(MC→Rec Out) 0.008%(CD他→SP Out、50W、8Ω) |
ダンピングファクター | 320(20Hz~20kHz、8Ω) |
S/N比(IHF-A) | Phono MC:70dB(000μV)、86dB(0.0mV) CD他:110dB(ピュアダイレクトSW on) |
トーンコントロール | Bass:±10dB(350Hz) Treble:±10dB(3.5kHz) |
サブソニックフィルター | 15Hz、-18dB/oct |
コンティニュアス・ラウドネス | -30dB(1kHz、最大補正量、聴感補正カーブによる) |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 180W |
外形寸法 | 幅435x高さ150x奥行388.5mm |
重量 | 11.0kg |
付属 | リモコン |