YAMAHA AX-1
¥117,000(1990年頃)
解説
ヤマハ独自のHCA回路を搭載したプリメインアンプ。
音楽に包み込まれる豊かな雰囲気、臨場感の再現に優れ、心がやすらぐ温かくすがすがしい響きを目指し、特にNS-1classicsなどのソフトドーム系のスピーカーを鳴らすプリメインとして開発されました。
パワーアンプ部には、全負荷・全パワー領域で完全A級動作を保証するヤマハ独自のHCA回路を採用しており、スピーカーのインピーダンスに左右されない安定したドライブ能力を獲得しています。
また、ボリュームコントローラーには可変抵抗器とリニアアンプのコンビネーションによる、アクティブボリュームを採用しており、実使用レベルでのS/Nを大幅に改善しています。
無共振設計を徹底するため、肉厚ボトムとトップカバー、低共振チムニー型ヒートシンカー、ジャイアント&ピンポイント支持のGPレッグを採用しています。
また、パワーアンプ回路基板に通常の倍の70μm銅箔基板を用いる事で低インピーダンス信号伝送を可能としています。
さらに、干渉を防ぐ非磁性銅メッキシャーシをはじめ、大型電源トランス、大容量低歪電解コンデンサーなどの高品位な部品を採用しています。
DAC部にはヤマハ独自のハイビットシステムを搭載しています。
音声系の入力だけでなく、3系統の映像入力も搭載しています。
リモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | DAC内蔵プリメインアンプ |
<アンプ部> | |
定格出力(20Hz~20kHz) | 100W+100W(6Ω、0.005%) 85W+85W(8Ω、0.03%) |
入力感度/インピーダンス | Phono MC:160μV/220Ω Phono MM:2.5mV/47kΩ CD、etc:150mV/47kΩ |
全高調波歪率(20Hz~20kHz) | Phono MC:0.007% Phono MM:0.003% CD他:0.003% |
S/N比(IHF-A) | Phono MC:70dB Phono MM:86dB CD他:100dB |
実用S/N比 | 110dB(CD他、Vol-22.5dB) |
トーンコントロール | Bass:±10dB(350Hz) Treble:±10dB(3.5kHz) |
コンティニュアス・ラウドネス最大補正量 | -40dB(聴感補正カーブによる) |
<D/A変換部> | |
全高調波歪率 | 0.003%(1kHz) |
ダイナミックレンジ | 100dB(EIAJ) |
S/N比 | 110dB(EIAJ) |
<総合> | |
消費電力 | 190W |
外形寸法 | 幅435x高さ140x奥行422.5mm |
重量 | 14kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |