YAMAHA AVX-1050
¥128,000(1990年発売)
解説
CINE-DSPやFM/AMチューナーを搭載した5chAVアンプ。
ドルビープロロジックデコーダをデジタル化した上、さらに新しい効果をもたらすCINE-DSP処理の採用と、フロント側エフェクト信号をL、Rスピーカーから再生するフロントミック再生方式を採用することで、5chでシアターサラウンドを実現しています。
音場処理にはデジタルドルビープロロジックデコーダとダブル4chDSP処理を含むDSPプロセッサを一体化した、新開発のオリジナルLSI(YSS-203)を搭載しています。オートインプットバランスをはじめ、方向性強調、変形Bノイズリダクションを含む一連のプロロジックデコード動作を全てデジタル処理することで、正確で安定な動作を実現しています。
また、ドルビープロロジック「エンハンス」モードを搭載しており、デジタルプロロジックデコード後のサラウンド信号を4chDSP処理することで、サラウンド側を、広がりがありリスナーを取り囲むような拡散包囲音場に変換し、サラウンドスピーカーを多数配置した35mm映画館のサウンドシステムをシミュレートします。
YSS-203は動作モードの切り替えにより、能力をDSP処理に集中させることが可能となってます。これにより、より多くの反射音処理が可能となり「ロックコンサート」や「コンサートホール」の音場再生を可能としています。
その他にも、「モノムービー」や「コンサートビデオ」などの処理も可能です。
パワーアンプ部は、フロント側3chが同一のディスクリート構成となっており、さらにリアアンプを搭載した5chアンプ構成となっています。
電源部には8kgの大容量電源トランスを採用しています。
40局プリセット式FM/AMチューナーを搭載しています。
スリープタイマー機能を搭載しています。
ラーニングリモコンが付属しています。
チタンカラーとブラックカラーの2種類がありました。
機種の定格
| 型式 | DSP AVアンプ | ||||
| <オーディオ部> | |||||
| 定格出力(20Hz~20kHz) | メインアンプ:120W+120W(6Ω、歪0.015%) センターアンプ:120W(6Ω、歪0.015%) リアアンプ:35W+35W(6Ω、歪0.08%) |
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| 入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/47kΩ CD他:150mV/47kΩ Main in:1V/47kΩ |
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| 出力電圧/インピーダンス | Rec out:150mV/470Ω Pre out:1V/3.3kΩ |
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| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.5dB | ||||
| RIAA偏差 | ±0.5dB | ||||
| 全高調波歪率(20Hz~20kHz) | 0.008%(CD他、及びメイン・センターアンプ 1/2定格出力時) | ||||
| S/N比 | Phono MM:80dB CD他:93dB |
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| トーンコントロール(L、C、R連動) | Treble:±10dB(20kHz) Bass:±10dB(50Hz) |
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| バスエクステンション | +7dB(50Hz) | ||||
| Super Woofer | Low Pass:200Hz | ||||
| <ビデオ部> | |||||
| ビデオレベル |
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| S/N比 | 50dB | ||||
| 周波数特性 | 5Hz~10MHz -3dB | ||||
| <DSP部> | |||||
| センターモード | ノーマル、ワイド、ファントム | ||||
| テストトーン | L、C、R、S(ドルビー) | ||||
| パラメータ | Initial Delay:1~100ms(1ms step、プロロジック時15~30ms) | ||||
| プロセッサ/デコーダモード | Dolby Pro Logic Dolby Pro Logic Enhanced Concert Video Mono Movie Rock Concert Concert Hall |
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| <チューナー部> | |||||
| FM受信周波数 | 76.0~90.0MHz | ||||
| FM SN比 | mono:81dB stereo:76dB |
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| 全高調波歪率 | mono:0.1% stereo:0.2% |
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| <総合> | |||||
| 消費電力 | 335W | ||||
| 外形寸法 | 幅473x高さ172x奥行469mm | ||||
| 重量 | 20.1kg | ||||
| 付属 | ワイヤレスリモコン | ||||