YAMAHA AVX-1000DSP
¥138,000(1993年発売)
解説
手軽にCINE-DSPの醍醐味を満喫できるアンプとして開発されたAVアンプ。
DSP-LSIにはAVX-1000DSP用に開発されたYSS-223を搭載しています。このLSIは1チップの中に2chA/D、4chD/Aコンバータを内蔵し、さらにAVX-2000DSPに搭載されていたYSS-203とYM-3413の機能を搭載してます。入出力はアナログで行い、内部の信号処理はフルデジタルで行っています。
音場プログラムはAV用にCINE-DSPを11プログラムとドルビープロロジックを搭載しています。また、音楽ソース用としてHiFi-DSPを11プログラム搭載しています。
パワーアンプ部は7ch全てディスクリート構成で搭載しています。
また、入出力端子は全て金メッキ処理され、極性付きOFC電源ケーブルを採用するなど、高品質化を図っています。
フロントミックススイッチを搭載しており、このスイッチをon/5ch側に切替えるとドルビープロロジック再生と同じスピーカー配置の5ch再生でもCINE-DSPが楽しめます。
テストトーン機能を搭載しています。
センターチャンネルには5バンドグラフィックイコライザーを搭載しており、L/Rのスピーカーとの音色合わせが可能です。
パラーメータが一部解放されており、音場プログラムの調整が可能です。
また、パラメータイニシャライズ機能によりプログラムごとにワンタッチで初期設定値に戻せます。
メモリーガード機能を搭載しており、メモリーガードスイッチをonにしておくと、日常的に必要な機能以外がロックされ、誤って設定値を変更する心配がありません。
バナナプラグ対応スピーカー端子を採用しています。
また、スーパーウーファー用ピン出力端子を搭載してます。
デュアルセンタースピーカーに対応しています。
ラーニングリモコンが付属しています。
チタンカラーとブラックカラーの2種類がありました。
機種の定格
型式 | DSP AVアンプ | ||||
<オーディオ部> | |||||
定格出力(20Hz~20kHz) | メインアンプ:80W+80W(6Ω、歪0.015%) センターアンプ:80W(6Ω、歪0.015%) フロントアンプ:25W+25W(6Ω、歪0.05%) リアアンプ:25W+25W(6Ω、歪0.05%) |
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入力感度/インピーダンス | CD他:150mV/47kΩ | ||||
出力電圧/インピーダンス | Rec out:150mV/1kΩ | ||||
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1.0dB | ||||
全高調波歪率 (20Hz~20kHz) |
0.005%(CD他、メイン・センターアンプ 1/2定格出力時) | ||||
S/N比 | CD他:96dB | ||||
トーンコントロール(L/R連動) | Treble:±10dB(20kHz) Bass:±10dB(50Hz) |
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センターGEQ | ±6dB、1dBステップ Q:0.7(100・300・1k・3k・10kHz) |
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インプットレベルトリム | 0、+2、+4、+6dB(ソース毎設定可能) | ||||
入力端子 | A:5系統(MM含む) AV:5系統(全S端子付) |
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出力端子 | モニタ:1系統 Rec out:3系統 スーパーウーファー(200Hz以下出力):1系統 ヘッドホン端子 |
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<ビデオ部> | |||||
ビデオレベル |
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S/N比 | 50dB | ||||
周波数特性 | 5Hz~10MHz -3dB | ||||
<DSP部> | |||||
センターモード | ノーマル、ワイド、ファントム | ||||
テストトーン | ドルビープロロジック:L→C→R→S DSP:メイン→フロント |
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パラメータ | Initial delay:1~49ms(1ms step、プロロジック時15~30ms) Room size:0.1~2.0(0.1step) Liveness:0~10(1step) L.P.F:5k、7k、10k、Through Rev time:1.0~5.0sec(0.1sec step) Dir.enhancement:min、mid、max、off Dolby pro logic:on、off |
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<総合> | |||||
消費電力 | 260W | ||||
外形寸法 | 幅471x高さ152x奥行408.5mm | ||||
重量 | 15.5kg | ||||
付属 | ラーニングリモコン |