Wilson Benesch Discovery
2001年発売
Discovery(アルミ仕上げ):¥1,480,000(2台1組、2006年頃、受注生産)
Discovery DC(グロスウッド仕上げ):¥1,680,000(2台1組、2006年頃、受注生産)
解説
アイソバリック方式を採用したスピーカーシステム。
低域には18cmコーン型ユニットを2個搭載しており、アイソバリック方式を構成しています。
このユニットはウィルソンベネッシュが自社開発したTACTICドライバーで、強力なネオジウムマグネットを用いて特殊ポリプロピレンファイバー振動板をドライブしています。また、フレームではアルミダイキャストフレームを採用しています。
このTACTICドライバーを2個1組用いてアイソバリック方式を構成しており、ユニットを対称動作させることで内圧の影響を抑えた力強い駆動を実現しています。
中域には低域と同じTACTICドライバーである18cmコーン型ユニットを搭載しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクダイアフラムを採用しています。
ネットワーク部はスタンド内部に配置しており、ユニットから放散される電磁気の影響を最小限に押さえています。
エンクロージャーはスタンドと一体構造となっており、バスレフ方式を採用しています。
本体の素材には7層構造のカーボンファイバーコンポジット素材を使用し、スタンド部にはアルミ合金を使用しており、一体構造とすることで屈強な構造を実現すると共に内部で発生する不要振動をスパイクを介して床面にすばやく排除しています。
内部は完全独立のツインチャンバー/ツインダクト構造を採用しています。ミッドレンジ部とウーファー部が完全に独立しており、それぞれ専用のダクトでチューニングを行うことでユニット間の干渉を排除し、かつ剛性向上に貢献しています。
入力端子にはバイワイヤ接続に対応したスピーカーターミナルを採用しています。
外観の仕上げはアルミ仕上げとグロスウッド仕上げの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:18cmコーン型x2 中域用:18cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 38Hz~30kHz -6dB |
公称インピーダンス | 6Ω 4Ω(最低) |
能率 | 88dB/m、2.83V入力時 |
外形寸法 | 幅230x高さ1,100x奥行370mm |
重量 | 25kg |