.jpg)
Wilson Audio WITT
¥1,600,000(2台1組、1995年9月発売)
解説
WAMM、X-1 Grand Slamm、System5で得たノウハウを凝縮して開発されたスピーカーシステム。
WITTはWilson Integrated Transducer Technologyの略です。
このスピーカーでは材質やユニットなどの重要な要素は妥協せずにモデルのバリエーションを無くし、機械化による生産性向上を図ることでSystem5の約半分の価格を実現しています。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットはグランドスラム用に開発されたダンピング材をウーファーコーンに塗布しており、ハイスピードとブレーキング性能を高めています。
中域には15cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
素直な特性を重視したものとなっています。
高域には2.5cm逆ドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットでは特殊なコーティングをを施すことで高いリニアリティを獲得しています。
エンクロージャーのバッフル面での影響を排除するため、形状と反射面の処理にWATT5の技術が応用されています。また、各ユニット間の干渉を避けるため各ユニット毎にスモールチャンバーを独立させた構成となっており、それぞれのユニットに合わせたポートチューニングが行われています。
板材には共振に強いMDFを使用しており、ウィルソン特許のクロスブレーシング処理を行い、グランドスラム用に開発された特殊ミネラルエポキシ系マテリアルを側面に重ね、さらに底板にも使用することで万全な共振対策としています。
別売りオプションとしてスパイクPuppy Pawがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型 中域用:15cmコーン型 高域用:2.5cm逆ドーム型 |
インピーダンス | 8Ω |
周波数特性 | 28Hz~22Hz +0 -3dB |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
外形寸法 | 幅400x高さ1,075x奥行425mm |
重量 | 107kg |
別売 | スパイク Puppy Paw(8個1組、¥50,000) |