オーディオの足跡

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WATTseries3の画像
 解説 

WATTシリーズの3代目にあたるスピーカーシステム。

WATTはWilson Audio Tiny Totの略です。
WATTはロケーション録音の良否をストレートに判断できるモニターを目指して開発されました。そこから2回に渡る改良が施されたのがWATTseries3になります。

低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載し、高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。

演奏における楽器の位置関係を正しく再現するため、各ユニットの誤差を1/4dBというシビアな許容範囲におさえています。
また、トランジェントディケイタイムの改善を図るため、独特の形状のエンクロージャーを採用しています。

ネットワーク部には個別にチューニングしたチューブトラップを装備しており、エンクロージャー内の背圧によるネットワーク素子への影響を低減しています。

エンクロージャーには共振性の低いメタクリレートポリマーを使用しており、さらにクロスブレーシングを施しています。また、エンクロージャーのスイートスポットに亜鉛板を配置するなどの徹底した共振対策が施されています。

WATTの低域不足をカバーするシステムとして、サブウーファーPUPPYがありました。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:16.5cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 55Hz~16kHz 3dB
インピーダンス
推奨アンプ出力 30W以上
出力音圧レベル 91dBA/W/m
外形寸法 幅305x高さ356x奥行419mm
重量 54.6kg