
Wilson Audio Sophia
¥2,200,000(2台1組、2001年発売)
解説
ウィルソンオーディオのマルチキャビネットデザインで実現していた音をシングルキャビネットに凝縮したスピーカーシステム。
Sophiaでは可能な限り素材の良さを生かすため、キャビネットの形状やドライバー自体の個別特性をそろえることを重視しており、一つ一つのドライバーユニットの能率が完全にマッチするよう厳しくマッチングを行っています。
また、ネットワーク部の高品質、高信頼化を図り、システム全体としての位相を厳しく整合しています。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットは試聴を繰り返して選別したもので、アルミコーンのロングストロークウーファーとなっています。
中域には18cmコーン型ミッドレンジを搭載し、高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
これらのユニットは他のウィルソンシステムで使用された定評のあるものとなっており、特殊な改良を加えて採用しています。
ネットワーク部は強靭なアルミケースにエポキシで密封されており、ユニット背圧の影響を排除しています。
エンクロージャーの素材にはXマテリアルとMマテリアルを採用しています。
これらの素材はウィルソンオーディオの拠点であるユタ州プロボ市にあるブリガムヤング大学の音楽、科学、物理学などの教授陣との共同作業によって開発されたもので、優れた耐共振性に加え、ドライバーの長所を最大限に発揮できる材料となっています。
外観の仕上げは高級車と同様のグロスペイント仕上げが施されており、入念な工程を繰り返して美しい仕上がりを実現しています。
また、カラーはダイヤモンドブラック、カシミアベージュ、メルセデスシルバー、ダークチタニウムの4種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 中域用:18cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 4Ω(ノミナル、ミニマム3Ω) |
周波数特性 | 29Hz~22.5kHz +0 -3dB |
出力音圧レベル | 87dB/2.83V/m |
ミニマムアンプパワ | 12W/ch |
外形寸法 | 幅300x高さ1,040x奥行460mm |
重量 | 約73kg |