オーディオの足跡

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Model503の画像
 解説 

仮想同軸レイアウトを採用したトールボーイ型スピーカーシステム。

低域には17.5cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはケブラーコーンを採用しています。この振動板はサンドイッチ型の構造となっており、軽量でありながらウーファーに適した特性を確保しています。

中域には11cmコーン型ミッドレンジを2個搭載しています。
振動板にはポリグラス振動板を採用しています。これはセルロースファイバーとガラスと樹脂で構成されており、スムーズで自然な特性を得ています。

高域には3cm逆ドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはチタン酸化物でコーティングされたチタンダイアフラムを採用しています。

ネットワーク部はコンピューターモデリングを行ったあと、多彩な付属装置付き音響設備を用いて様々な環境設定の下で試聴、チューニングを施して開発されています。
また、素子類にも配慮されており、コイルには大型の空芯コイルを採用し、シグナル経路の重要な箇所にはHOVLAND Musicapを使用しています。
ネットワーク回路は背面に設けられた外部クロスオーバーモジュールにマウントされています。これによりエンクロージャー内部の空間による反響の悪影響を排除しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
内部構造はビチュミナス断湿材と鉛のライニングの長所を利用した非反響混合キャビネットを採用しており、キャビネットの反響を排除しています。
また、内部の定在波を打ち消すため、中域ユニットは側面が平行でないバックチャンバーにマウントすると共にウーファーユニット間も分ける事でユニット間の干渉を排除しています。

端子部にはミケル社(イギリス)製コネクターを採用しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型
使用ユニット 低域用:17.5cmコーン型x2
中域用:11cmコーン型x2
高域用:3cmドーム型
周波数特性 30Hz~20kHz ±3dB
出力音圧レベル 91dB/2.83V
出力 100W
250W(トランジェントピーク時)
アンプ消費電力 25W~200W
外形寸法 幅285x高さ1,200x奥行375mm
重量 60kg