Wharfedale Harewood
¥150,000(1台、1990年発売)
解説
Coleridgeの兄弟機に当たるスピーカースタンド一体型スピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
従来の原始的な治具による組み立てではなく、ユニットの可動部全てが正確に接着し、小さく精密な挿入治具を用いた組み立てを行う事でより正確な組み立てを実現しています。
振動板にはミネラルフィールドホモポリマー2を採用しています。これはポリプロピレンの混合率を新たに変えたもので、コーン素材としてより優れたものとなっています。
このユニットはポールピース上にアルミ放熱ディスクが設けられています。また、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用すると共に熱拡散塗料を塗布するなど、コイルの効果的な放熱を行う設計がされています。
高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはメタルドームを採用しています。
ネットワーク部はスタンドの基部に配置されており、磁界の影響を回避しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
素材は木材よりも比重の大きい中密度ファイバーボードを使用しており、バスレフポートと入力端子は底面に装備しています。
また、ウーファーの固定に配慮がされており、MDFバッフルの裏にリングを配し、6本の工作機械用ボルトで強固に締め付ける事で振動の影響を低減しています。
天板にはラミネート仕上げが施されています。
入力端子にはバイワイヤリングに対応した4mm径の金メッキネジ式端子を採用しています。
外観の仕上げはアッシュブラックとウォルナットの2色のカラーバリエーションがありました。
スピーカースタンド部にはソルボセインが充填されています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 39Hz~20kHz |
出力音圧レベル | 89dB/2.83V/1m |
許容入力 | 100W |
外形寸法 | 幅270x高さ970x奥行280mm(スタンド部を含む) |
重量 | 23.0kg |