Westlake Audio TM-2
価格不明(1974年頃)
解説
Westlake AudioのTom Hidleyによって研究開発されたスタジオ用モニタースピーカーシステム。
低域には38cmコーン型ウーファーであるJBL 2215を2本搭載しています。
中域にはJBL 2440ドライバーと特別設計のホーンを組み合わせたホーン型ミッドレンジを搭載しています。
開口部が6分割された木製ホーンによって共振を抑えつつ、水平方向120゜・垂直方向45゜の指向特性を実現しています。
高域にはJBLの2420ドライバーを搭載しており、特別デザインのトゥイーター拡散プレートに取り付けられています。
2440と2420の能率差補正用のパッド・ネットワークとトゥイーター保護回路を内蔵しています。
TM-2モニターシステムにはTM-800型チャンネルディバイダーが付属しており、2台のモノラルアンプかステレオアンプでドライブできます。
2440と2420は同一アンプでドライブされ、2420は5.5kHz~16kHzを再生し、2440は800Hz~9.5kHzを再生します。そして2420と2440は5.5kHz~9.5kHzでオーバーラップしています。
ウォルナットオイル仕上げと壁面組込み用未化粧の2種類のバリエーションがありましt。あ
別売でパーセプショナルフィルターセットがあり、室内音響特性を含めてスピーカーからの音響出力特性をフラットに調整することができます。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型(JBL 2215)x2 中域用:ホーン型(JBL 2440+Tom Hidleyホーン) 高域用:ホーン型(JBL 2420) |
再生周波数帯域 | 31Hz~16kHz ±3dB |
クロスオーバー周波数 | 800Hz(18dB/oct) |
歪率 | 0.5%以下(100dB S.P.L.) |
最大無歪出力音圧 | 126dB(1.2m) |
外形寸法 | 幅1,320x高さ900x奥行600mm |
重量 | 約140kg |