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 解説 

VRDSメカニズムと独自の設計技術によってメカニズム動作環境の最適化を図ったCDトランスポート。

トランスポート部には新設計のCMK-3型VRDSメカニズムを採用しています。
VRDSシステムでは緩やかなテーパー状に仕上げられたディスクと同径のターンテーブルをディスクに圧着し、ディスク個々が持つ反りや歪み、ブレなどを矯正することでピックアップ側から見たディスク記録層の位置を正確に保っています。これによりジッターの原因を根本から排除するとともにサーボ系への負担を軽減することで信号の読取り精度を高めています。
Wadia20に採用されたCMK-3型メカニズムはVRDS方式の基本理念をさらに推し進めたもので、特殊高分子素材メカベースと肉厚補強リブ構造ブリッジに支えられた重量級アルミダイキャストターンテーブルによってディスク演奏次の振動や共振を効果的に抑えています。また、ディスクの圧着には高精度ヘリコイド方式を採用しており、モータースピンドルやディスクにストレスを与えない静粛かつ確実なクランピングを実現しています。
メカニズム本体はワディア技術陣によってテストされて承認された特別仕様となっています。

デジタル出力回路や電源セクションにも独自のノウハウを投入することでさらなる音質向上を図っています。

シャーシ部にはスーパーデチューンドエンクロージャーを採用しています。
このシャーシは航空機用コンピューターグレードのアルミ合金素材を上下に貫通した4本のスタッドで強固に組み上げたもので、さらにレンツの法則に基いて素材から基板配置に至る様々な要素について入念なデチューニングが施されています。これにより、音質劣化の元凶である筐体内部の電磁的共振を分散しおり、STリンクを中心とした高品位なデジタル伝送系と相まって、事実上ジッターフリーの状態で出力されます。
また、4本のスタッドと直結されたピンポイントタイプの脚部はそれぞれ高さの微調整が可能となっており、外乱に影響されにくい理想的なセッティングが可能です。

ST光端子をはじめとして4系統のデジタル出力端子を搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 CDトランスポート
CDドライブメカニズム 無振動リジッドディスククランピングシステム(VRDS)
量子化ビット数 16ビット/チャンネル
変調方式 EFM
誤り訂正方式 CIRC
ピックアップ 光学式3ビーム方式
AlGaAs半導体レーザー
波長780nm
デジタル出力 4系統
ST、TOS、同軸(BNC)、AES/EBU(XLR)
筐体 スーパーデチューンド・エンクロージャー
航空機用コンピューターグレード・アルミニウムプレート使用
レンツの法則にみられる筐体内電磁共振を排除
側板表皮効果トランジション@<20Hz
電源 トロイダルトランス、AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 25W
外形寸法 幅432x高さ155x奥行408mm
ポイント受けベース使用時:高さ162mm
重量 19.5kg
付属 リモートコントローラー
ポイント受けベース(4個)