VIENNA ACOUSTICS Beethoven(T-3)
¥440,000(2台1組、2000年代前半頃?)
解説
Classic Lineの3ウェイトールボーイ型スピーカーシステム。
低域には18cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
このユニットの振動板は新素材XPPに蜘蛛の巣状の強化リブを施したスパイダーコーンを採用しており、ドライバーユニット自体の高いレスポンスを持ちつつ口径の大型化と強度を実現しています。
さらに、このユニットを2個搭載することで振動板の表面積を拡大し、歪の少ないダイナミックな低域再生を実現しています。
中域には14cmコーン型ミッドバスユニットを2個搭載しています。
振動板にはハードコーンの緻密さとソフトコーンの滑らかさを併せ持つという新素材XPPを採用しています。
高域にはカスタムメイドの2.8cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクダイアフラムを採用しています。また、磁気回路に採用されたネオジウムマグネットは3つの積層された構成となっており、中央に穴を設けて内部の音波がダンピングチャンバーへ導かれる事で内部圧力を抑制し、圧縮効果を除去しています。
ユニットのマウントにはシリコンとゴムで構成されたマウンティングシステムを採用しており、ツィーターをキャビネットから分離する事で共振の影響を排除しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
フロントバッフルの幅を狭くすることで初期反射音とエッジ回折の低減などの効果を得ています。
安定性を高めるため、平面切削加工済みの金属製スパイクが付属しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
ユニット | 低域用:18cmコーン型x2 中域用:14cmコーン型x2 高域用:2.8cmドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~22kHz |
インピーダンス | 4Ω |
感度 | 91dB |
推奨入力 | 50W~300W |
外形寸法 | 幅196x高さ1,080x奥行379mm |
重量 | 25kg |
付属 | 金属製スパイク |