オーディオの足跡

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S-1Gの画像
 解説 

Classic LineシリーズのS-1をベースに改良を施し、Concert Grandシリーズとして発表されたブックシェルフ型スピーカーシステム。

低域には新開発の15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはウィーンアコースティック独自の高機能樹脂であるX3Pと3種類のポリプロピレンを混合した制動性の高いコーン紙を使用しています。また、エッジ部には凹状に湾曲させたラバーエッジを用いることでドライバーの駆動力を損なわずに的確に伝えています。

高域には新開発のカスタムメイド2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクダイアフラムを採用しており、入念な手作業によって最適なコーティングが施されています。また、ボイスコイルには4Ωの極めて軽いものを採用しており、磁気回路の空隙には特別に開発された磁性流体を封入することで高域再生能力を高めています。

防磁仕様とすることで、ブラウン管のテレビやディスプレイに隣接して使用することが可能です。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、フロントにポートを設けています。
Haydnでは内部に設けられたバスレフポートの音道とそれに続くくさび型の反射面によって空気の流れを2つに分割して放射する設計となっています。そして、その後の空気の流れは朝顔型にデザインされた開口部から、広範囲へと拡散しています。これにより明確な音像と豊かな音場感の再現を図っています。
また、従来モデルのS-1に比べてフロントバッフル板の厚みを45%増しとすることで剛性を高めてます。
また、外装はローズウッド仕上げとなっています。

グリルネットにはディフューザー(位相拡散器)を中心軸に組み込んだ構造を採用しています。これにより各ユニットの音波が拡散され、音場感の奥行きやステレオイメージを向上しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
ユニット 低域用:15cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 42Hz~20kHz
音圧レベル 89dB
インピーダンス
許容入力 25W~180W
クロスオーバー周波数 2.8kHz
外形寸法 幅174x高さ361x奥行265mm
重量 10kg(1台)