
VIENNA ACOUSTICS MAESTRO
¥100,000(1台、2000年代前半頃?)
解説
S-1やT-2と同じユニットを用いたセンタースピーカーシステム。
低域には14cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはハードコーンの緻密さとソフトコーンの滑らかさを併せ持つという新素材XPPを採用しています。
高域にはカスタムメイドの2.8cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはシルクダイアフラムを採用しています。また、磁気回路に採用されたネオジウムマグネットは3つの積層された構成となっており、中央に穴を設けて内部の音波がダンピングチャンバーへ導かれる事で内部圧力を抑制し、圧縮効果を除去しています。
ユニットのマウントにはシリコンとゴムで構成されたマウンティングシステムを採用しており、ツィーターをキャビネットから分離する事で共振の影響を排除しています。
ネットワーク部には自然な特性を最大限に利用するため一次フィルタスロープを採用しています。また、ここのパーツと回路設計のレイアウトは詳細なリスニングテストによって決定しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
フロントバッフルの幅を狭くすることで初期反射音とエッジ回折の低減などの効果を得ています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・センター型・防磁設計 |
ユニット | 低域用:14cmコーン型x2 高域用:2.8cmドーム型 |
周波数特性 | 38Hz~22kHz |
インピーダンス | 6Ω |
感度 | 91dB |
推奨入力 | 30W~200W |
外形寸法 | 幅586x高さ170x奥行280mm |
重量 | 15kg |