VICTOR T-40P
¥49,800(1978年発売)
解説
クォーツロックシンセサイザー方式を採用したFM/AMチューナー。
クォーツシンセサイザー方式を採用しており、水晶精度の正確な基準発振周波数によって受信周波数を電子的に決定し、PLL回路によって正確にロックするため、温度変化や経年変化による同調ずれが殆どありません。
プリセットメモリーを搭載しており、FM/AM合計8つの放送局をメモリーできます。
プリセット方法は、受信周波数を決めてからメモリーボタンを押し、メモリーレディインジケーターが点灯している間にプリセットボタンを押せばメモリーが完了します。
また、バッテリー不要のメモリー方式を採用しているため、停電や電源が切れてしまった時にはメモリーバックアップ回路が長時間プリセット状態を保持します。
NFB・PLL・MPX・ICを採用しており、MPX回路にはパイロットキャンセル回路とNFBステレオ復調回路を搭載することで歪率や位相特性を向上させています。
電界の強さがわかる5ステップシグナルインジケーターを搭載しています。
FM部には4連電子同調回路を採用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
FM感度(75Ω) | 1.0μV/11.2dBf(IHF) |
SN比 | mono:75dB stereo:68dB |
高調波歪率(1kHz) | mono:0.10% stereo:0.20% |
実効選択度 | 65dB |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
イメージ妨害比 | 70dB |
IF妨害比 | 90dB |
スプリアス妨害比 | 75dB |
AM抑圧比 | 55dB |
ステレオセパレーション | 45dB(1kHz) |
周波数特性 | 20Hz~15kHz ±0.5dB |
外形寸法 | 幅420x高さ109x奥行295mm |
重量 | 3.2kg |