VICTOR MCT-V7B
¥44,000(1973年頃)
解説
最高クラスのチューナーに匹敵する性能を手頃な値段で実現するのを目指して開発されたFM/AMチューナー。
フロントエンド部は4連3石構成で、IF段にはシリコントランジスター4個による2段直結アンプ、IC2個と4個のデュアル・エレメント・セラミックフィルターにより構成されています。
FMミューティング回路を搭載しており、不快な局感ノイズが防げます。
マルチプレックス・ハイ・ブレンド回路を搭載しています。
この回路ではFMステレオ放送時に耳ざわりな雑音をキャンセルする事ができます。
将来のFMディスクリート4ch放送を予想し、ディスクリート端子を搭載しています。
別売りでウッドケースがありました。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数範囲 | 76MHz~90MHz |
| 中間周波数 | 10.7MHz |
| 感度 | 1.7μV以内(IHF) |
| 周波数特性 | 20Hz~15kHz |
| 全高調波歪率 | mono:0.3% stereo:0.5% |
| S/N | 65dB |
| 実効選択度 | 70dB |
| キャプチャーレシオ | 0.8dB |
| イメージ妨害比 | 90dB |
| IF妨害比 | 90dB |
| スプリアス妨害比 | 90dB |
| ステレオ・セパレーション | 38dB以上(1kHz) |
| AM抑圧比 | 55dB |
| サブキャリア抑圧比 | 55dB |
| SCAキャリア抑圧比 | 45dB |
| ミューティングレベル | 20μV |
| アンテナ入力インピーダンス | 300Ω平衡 75Ω不平衡 |
| 出力信号レベル(400Hz、100%変調) | 可変出力:1.0V 固定出力:0.4V±1dB 検波出力:100mV |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数範囲 | 535kHz~1605kHz |
| IF周波数 | 455kHz |
| 感度(IHF) | 15μV(400Hz、30%変調、S/N20dB) |
| 選択度 | 26dB |
| S/N | 50dB |
| イメージ妨害比 | 45dB |
| IF妨害比 | 55dB |
| 出力信号レベル(400Hz、100%変調) | 可変出力:1.0V 固定出力:0.4V |
| <総合> | |
| 付属機能 | ミューティング レベルコントロール ファインチューニングメーター センターチューニングメーター ステレオレーダー FM-DET出力端子 |
| 使用半導体 | トランジスタ:24個(21+1(FET)個と記載されたカタログもあります) IC:2個 ダイオード:27個 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 10W |
| 外形寸法 | 幅420x高さ138x奥行298mm |
| 重量 | 7.0kg |
| 別売 | ウッドケース WD-1(¥3,400) |