
VICTOR JT-V75
¥47,800(1977年頃)
解説
受信機としての性能を高めつつ音質に磨きをかけたFM/AMチューナー。
FMフロントエンドを除く全回路の主要部を6個のICに集約しており、基本性能と信頼性を高めています。
出力アンプ回路にはイコライザー回路用の低雑音ICを採用しており、深いNFBで低歪率を得ながら300%変調波にも対応できる高いリニアリティを確保しています。
333Hzオシレーターを内蔵しており、デッキのレベルメーターが0VUを示すように調整することで適正な録音レベルが得られます。
チューニングホールド回路を搭載しており、最良同調点を±40kHzの幅に拡大してそのまま保持することができます。
ダブル・ミューティング回路を搭載しており、チューニング操作時や電源ON/OFFのポップノイズを抑えています。
新4レゾネーター型セラミックフィルターを採用しており、遅延特性の良さを確保しながら選択度を向上させています。
テープデッキ用軸受を用いた精密チューニング機構をシア用しています。
リアパネルに左右独立の出力レベル調整用ボリュームを備えています。
ウッドケースは別売りオプションとして販売されました。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
FM実用感度 | 1.9μV/10.7dBf(IHF) |
高調波歪率 | mono:0.10%(1kHz) stereo:0.15%(1kHz) |
SN比 | mono:75dB stereo:68dB |
実効選択度 | 65dB |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
イメージ妨害比 | 100dB |
IF妨害比 | 100dB |
スプリアス妨害比 | 100dB |
ステレオセパレーション | 50dB(1kHz) 40dB(10kHz) |
周波数特性 | 20Hz~15kHz +0.2 -2.5dB |
外形寸法 | 幅420x高さ162x奥行361mm |
重量 | 6.8kg |
別売 | ウッドケース WD-20(¥6,500) |