オーディオの足跡

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JT-V31
 解説 

コンポーネントの良さを生かしつつ、生産工程の合理化などによってコストを抑えたAM/FMステレオチューナー。

主要回路には高集積度ICを3個使用しています。
また、IF段に4レゾネーター型セラミック・フィルターを使用しており、いくつか組合わせて使う従来のセラミックフィルターと違い1個で所定の選択度を得ることで、選択度と伝送特性の両立を図っています。

MPX部には新型のPLL・ICを採用することでセパレーションや歪率を向上させてます。
また、19kHzのパイロット信号をカットするLC共振フィルターを採用し、テープに録音する際にデッキのバイアスとの干渉で生じるビートを防いでいます。このフィルターは左右独立型なため、セパレーションも向上してます。

フロントエンドでは、ドリフトを減らしてダイヤル精度を高めるため、温度特性の良いコイルを採用しています。

チューニングシャフト部にテープデッキ用の精密軸受を使い、ロープも丈夫なケベラー・ロープとして精度を高めています。ケベラーロープは約400本のポリアミド系繊維をテトロン外被で包んだ糸で丈夫で柔軟かつ温度特性が良いという特徴を持っています。

シグナルメーターとFMゼロ・センターメーターを搭載しています。
センターメーターはミューティングがonの時も振れ幅が変らないようになっています。

ミューティング・スイッチ、ハイ・ブレンドとモノ・ポジションをもつファンクションスイッチを搭載しています。

機種の定格
型式 FM/AMチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
感度 stereo:1.9μV(IHF)/40μV(S/N50dB)
SN比 mono:72dB
stereo:68dB
高調波歪率
mono: 0.2%(1kHz)
0.2%(10kHz)
0.2%(100Hz)
stereo: 0.35%(1kHz)
0.5%(10kHz)
0.35%(100Hz)
キャプチャーレシオ 1.0dB
実効選択度 65dB
イメージ妨害比 60dB
IF妨害比 90dB
スプリアス妨害比 80dB
AM抑圧比 55dB
ステレオセパレーション 45dB(1kHz)
35dB(10kHz)
30dB(100Hz)
サブキャリア抑圧比 55dB
SCA抑圧比 70dB
ステレオ・スレシホールド・レベル 4μV
ミューティング・スレシホールド・レベル 4μV
周波数特性 30Hz~15kHz +0.3 -1.5dB
出力レベル(400Hz、100%変調) 750mV
アンテナ入力インピーダンス 300Ω平衡、75Ω不平衡
<AMチューナー部>
受信周波数 535kHz~1605kHz
感度 300μV/m(バーアンテナ)
50μV(外部端子)
選択度 30dB
高調波歪率 0.5%
SN比 50dB
イメージ妨害比 45dB
IF妨害比 45dB
出力レベル(400Hz、100%変調) 750mV
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 6.0W
外形寸法 幅390x高さ152x奥行358mm
重量 5.0kg