VICTOR JT-V11
¥24,800(1976年頃)
解説
200Hzおきに目盛られたダイアル・スケールを採用したAM/FMステレオチューナー。
外周にマスを集中させて慣性質量を大きくしたフライホイールや、約400本のポリアミド系繊維をテトロンで包み、さらに表面をテフロン・コーティングした新ケベラー・ロープなどを採用しています。
ゼロ・センター・メーターと、シグナル・メーターの2メーターを搭載しており、より正確なチューニングが可能になっています。
フロントエンド部は温度特性を重視しつつ相互変調や混変調に強い回路を選んでいます。
MPX回路には、JT-V31等に採用されているPLL・ICを中心に構成しています。
また、19kHzのステレオ・パイロット信号をカットするローパス・フィルターを採用しており、テープに録音する際に、デッキのバイアス周波数との干渉から起こるビートを防いでいます。
ウッドーケースは別売りでした。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
FM感度 | 1.9μV(10.7dBf) |
高調波歪率 | 0.4%(1kHz、stereo) |
SN比 | mono:72dB stereo:68dB |
実効選択度 | 62dB |
キャプチャーレシオ | 1.0dB |
セパレーション(1kHz) | 40dB |
外形寸法 | 幅390x高さ152x奥行346mm |
重量 | 4.2kg |
別売 | ウッドケース WD-6(¥4,500) |