オーディオの足跡

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KD-VR5の画像
 解説 

DD-VR77の技術を継承し、クイック・リバース・システムをベースに、ビクターの技術を再編成しなおし、デジタルソース録音に求められる機構・機能を搭載したカセットデッキ。

ファインアクシス・リバース・システムをベースにした回転方式による録再クイック・リバース・システムを搭載しており、3世代にわたって磨き上げられた回転精度によって、フォワード/リバースの両方向の周波数特性、中でも変動しやすい高域特性を常に同等に維持します。
また、ガイドピンに埋め込んだ赤外線センサーが、磁気テープとリーダーテープの境目のスプライシング・テープを感知して反転を指示することで、わずかな時間で確実な反転動作を実現しています。

メカニズムには、2モーター・フルロジック+メカ駆動用モーターのサイレント・メカを搭載しており、メカ駆動用モーターに連動するカムの位置をマイコンで検出して全てのモードを動かす構造となっています。

録音レベルの最大値をマイコンで表示するデジタルピークを搭載しています。
ピーク・ホールド時間は約2秒で、1dBから11dBまでは1dBステップ、12dB以上はオーバー12dB、0dB以下はアンダー0dBで表示します。
最大値はマイコンにメモリーされ、Callボタンを押すだけで任意に呼び出すことができるので、録音前のレベル・チェック時や、録音後のピーク値確認ができます。
さらに、インプット・レベルに表示されたdB目盛により、録音レベル・セッティングも簡単にできます。

ボタン1つで操作できるオートフェードイン、フェードアウト機能を搭載しています。

FF状態でおよそ14秒間のブランクを見つけると、前の曲の終わりまで戻り、再生状態から約4秒のブランクを作ってストップするブランク・サーチを搭載しています。
また、再生中に約14秒以上のブランクがあった場合、FFスキャンで早送りし、次の曲の頭でストップして再生に入るブランク・スキップを搭載しています。

曲の頭の部分を約10秒間ずつ再生しながらつぎつぎと動作するインデックス・スキャン、約4秒の無音スペースを自動的に設定してRecスタンバイするオートRec Mute、ミュージックスキャン、メモリーストップ/ブロックリピート、ドルビーB・C NRシステム、デジタル・ピーク付2色FLメーター、ストップウォッチ付FL電子カウンター、dB表示付入力ボリューム、タイマースタート機構、L/Rマイク端子などを搭載しています。

機種の定格
型式 ステレオカセットデッキ
ヘッド コンビネーションx1(録再:SA、消去:2ギャップフェライト)
モーター キャプスタン・リール:電子制御DCモーターx1
FF/REW:DCモーターx1
メカニズム駆動用:DCモーターx1
ワウフラッター ±0.11% Wpeak(EIAJ)
0.05% WRMS
早巻時間 約95秒(C-60)
周波数特性(-20dB録音、EIAJ) 30Hz~16kHz ±3dB(ノーマル)
30Hz~17kHz ±3dB(クローム)
30Hz~17kHz ±3dB(メタル)
周波数範囲(-20dB録音、EIAJ) 20Hz~18kHz(ノーマル)
20Hz~19kHz(クローム)
20Hz~19kHz(メタル)
SN比
54dB(メタルテープ、EIAJ)
58dB(メタルテープ、WTD、1kHz、3%、3次高調波歪率)
Dolby B on時: 5dB向上(1kHz)
10dB向上(5kHz以上)
Dolby C on時: 約15dB向上(500Hz)
最大20dB向上(1kHz~10kHz)
MOL改善効果:4dB向上(10kHz)
歪率(EIAJ) 0.5%(メタルテープ、1kHz、3次高調波歪率)
チャンネルセパレーション(EIAJ) 40dB(1kHz)
クロストーク(EIAJ) 55dB(250Hz)
入力感度/インピーダンス ライン:80mV/50kΩ
マイク:0.4mV、-68dBV/600Ω~10kΩ
出力レベル/インピーダンス ライン:300mV/5kΩ
ヘッドホン:0.3mW/8Ω(適合インピーダンス:8Ω~1kΩ)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 22W
外形寸法 幅435x高さ110x奥行282mm(つまみ、脚含む)
重量 約4.7kg