オーディオの足跡

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KD-D11の画像
 解説 

信頼度とコスト・バリューの高さを持たせたステレオカセットデッキ。
KD-D22からノイズリダクションを省略した構成となっています。

メカニズム部にはIDメカとロジック・コントロールを搭載しています。
IDメカは、回転系の心臓部であるフライホイールの駆動を巻取りリールの駆動から独立させて、回転ムラを低減しています。また、ロジック・コントロールは、モーターの回転エネルギーの一部を利用して、Rec/Play/FF/Stopなどのメカ操作力を軽減した方式です。
これら2つの方式と直径70mmにおよぶフライホイールの組合せによってテープ走行の安定性と操作性の向上を実現しています。

ロジック操作によるMusic Scan=自動選曲機構を搭載しています。
Music Scanボタンを押してからPlayとFFまたはPlayとREWボタンを押せば、1曲後または1曲前の頭が自動的に出てきます。
自作テープの場合はRec Mute機構を活用することで自動選曲が可能です。

録再ヘッドには、メタルテープにも対応したメタパーム録再ヘッドを採用しています。

応答性が高く、入力レベルのピークが読取りやすい2色LEDメーターを搭載しています。
10msec以下のアタック・タイムと遅めのリカバリータイムにより、正確なレベルセットを容易にしています。

リワイド・オートプレイ機構、Rec Mute機構、タイマースタンバイ機構(Rec/Play)、キュー/レビュー機構、スライド・ボリューム(録音レベル)などを搭載しています。

機種の定格
型式 ステレオカセットデッキ
トラック形式 コンパクトカセット・ステレオ
ヘッド 録再:メタパームヘッド
消去:ダブルギャップフェライトヘッド
モーター キャプスタン・リール:電子制御DCモーター
ワウ・フラッター ±0.10% Wpeak
0.05% WRMS
早巻時間 約105秒(C-60)
周波数特性(EIAJ) メタル:40Hz~15kHz ±3dB(-20VU録音)
     40Hz~12.5kHz ±3dB(0VU録音)
VX/クローム:40Hz~15kHz ±3dB(-20VU録音)
         40Hz~8kHz ±3dB(0VU録音)
ノーマル:40Hz~14kHz ±3dB(-20VU録音)
      40Hz~8kHz ±3dB(0VU録音)
周波数範囲(EIAJ) メタル:30Hz~16kHz(-20VU録音)
VX/クローム:30Hz~16kHz(-20VU録音)
ノーマル:30Hz~15kHz(-20VU録音)
SN比 54dB(メタルテープ、EIAJ)
58dB(WTD、1kHz、3%3次高調波歪率、メタルテープ)
歪率 0.5%(EIAJ、1kHz、3次高調波歪率、メタルテープ)
チャンネルセパレーション 40dB(1kHz、EIAJ)
クロストーク 60dB(250Hz、EIAJ)
入力端子 Mic:0.4mV/-68dBV/600Ω~10kΩ
Line:55mV/100kΩ
出力端子 Line:0.3V/5kΩ
Headphone:0.3mW/8Ω(適合インピーダンス8Ω~1kΩ)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 18W(電源スイッチon時)
1.4W(電源スイッチoff時)
最大外形寸法 幅435x高さ110x奥行283mm(脚、つまみ含む)
重量 約4.6kg