VICTOR KD-05
¥42,800(1977年頃)
解説
センターマイクミキシング機能を搭載したステレオカセットデッキ。
エミッタ・フォロア回路によるマイク・ミキシング回路を搭載しており、ローノイズICを用いたアンプ回路に直結した構成となっています。これにより安定したセンター定位のマイクミキシングが可能です。また、左右のマイク回路は独立しているため、入力レベルは個々で設定ができます。
メカニズム部に直径80mmの大型フライホイールや真円度0.1μの高精度キャプスタン軸を採用しており、微少な回転ムラを追放しています。
VUメーターで追従しきれない入力信号のピークレベルを監視するため5点ピーク・インジケーターを搭載しています。
バイアス・イコライザー独立式の3段切換えテープセレクターを搭載しています。
カセットドアにはギア・オイルダンプ式カセットドアを採用しています。
外部タイマーを接続することで留守録音や目覚まし再生ができるスタンバイメカを採用しています。
留守録音が終了したあと電源がオフになると、テープ途中でも同時にメカが解除されてピンチローラーが痛みません。
リードスイッチによるオートストップ機構を採用しています。
3点支持式カセットホルダーを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオカセットデッキ |
モーター | DC電子ガバナー |
ヘッド | 録再:クロニオスx1 消去:2ギャップフェライトx1 |
周波数特性 | 20Hz~16kHz(SF/ノーマル) 20Hz~17kHz(VX/クローム) |
SN比 | 57dB(WTD、1kHz、3%THDレベル、VXテープ) |
クロストーク | 65dB |
歪率 | 1.3%(ノーマル、1kHz) |
ワウ・フラッター | 0.06%(WRMS) |
早送り時間 | 80秒(C-60) |
巻戻し時間 | 80秒(C-60) |
バイアス周波数 | 95kHz |
入力部 | Mic:最大感度 0.4mV/-72dBs 適合インピーダンス 600Ω~10kΩ Line in:最小入力レベル 80mV/-20dBs 入力インピーダンス 390kΩ DIN:最小入力レベル 15mV/-34dBs 入力インピーダンス 7kΩ |
出力部 | Line out:ライン出力レベル 0.3V 出力インピーダンス 3.7kΩ DIN:出力レベル 0.3V 出力インピーダンス 3.7kΩ Phones:出力レベル 0.3mW 適合インピーダンス 8Ω~1kΩ |
使用半導体 | トランジスタ:16個 IC:6個 ダイオード:32個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅420x高さ149x奥行264mm |
重量 | 5.3kg |