VICTOR MC-101E
¥48,000(1981年頃)
解説
3層マイクロコイルによって高出力化を実現したMCカートリッジ。
ダイレクトカップル方式の技術を発展させることでマイクロコイルの多層化を実現しており、MC-101Eでは3層構造でありながら単層と質量が変わらないマイクロコイルを採用することで高出力化を実現しています。
また、この3層マイクロコイルではコイル自体が適度な内部損失を持っており共振抑制効果を得ています。さらに、出力リード線がコイルと同じ製法でプリント化されているため信頼性が増し、しかも質量が減ってコイルの振動モードが向上しています。
その他にも、コイルパタンと磁気回路の改良によって非直線歪が低減されるなどの効果も得ています。
機種の定格
| 型式 | MC型カートリッジ |
| 構造 | ダイレクトカップル方式MC型 |
| 針型式 | 0.1mm角ダイヤ楕円針 |
| 出力 | 1.3mV(1kHz、5cm/sec.) |
| 周波数特性 | 10Hz~40kHz |
| 適性針圧 | 1.5±0.15g |
| 負荷抵抗 | 47~100kΩ |
| 自重 | 8.7g |
| 針交換 | ビクターサービスにて修理交換 |