VICTOR CF-105
¥53,500(1969年頃)
解説
105シリーズの2~3チャンネルマルチアンプ用チャンネルディバイダー。
CF-105はアンプのグレードアップに従って2チャンネルマルチアンプや3チャンネルマルチアンプシステムに使用できます。
クロスオーバー周波数は10ポイント設けられており、最適なクロスオーバー周波数を設定できます。
まt,あOFFにすることも可能となっています。
出力段は各端子ごとにボリューム式レベル・コントロールを搭載しています。
PNP型シリコンプレーナートランジスタを使用しています。
従来のNPN型シリコントランジスタに比べて中高域のノイズが少ないという特長を持っています。
SEA方式のローブースターを搭載しています。
一般のスピーカーシステムをマルチアンプシステムとすると低音不足が感じられることがあります。これを補正するためスイッチ切換と調整可能なローブースター装置を搭載しています。
3Dスイッチを搭載しており、3D方式にも対応しています。
この場合Low出力をミキシングするような回路構成となっています。
各チャンネルにエミッターフォロワー回路と深いNFをかけた2段直結出力回路を使用することで出力インピーダンスを下げています。
これにより出力信号をケーブルで長く延長した際の影響を低減しています。
別売りオプションとして木製ケースがありました。
機種の定格
型式 | チャンネル・フィルター |
下側クロスオーバー | 125、250、500、700、1kHz(左右独立) |
上側クロスオーバー | 2k、3k、4k、5k、8kHz(左右独立) |
ディフィートスイッチ | 搭載 |
減衰度 | 18dB/oct |
通過帯域特性 | 0.5dB ±0.3dB |
周波数特性 | 20Hz~20kHz 0.5dB±0.3dB |
S/N比 | 70dB |
周波数精度 | ±4% |
出力調整 | 0~-40dB(L/R独立可変) |
高調波歪率 | 3V(0.1%) |
ローブースト | 60Hz:0~+10dB |
3D出力 | 切換可能 |
残留雑音 | 0.2mV |
許容入力電圧 | 3V |
出力チャンネル | 2チャンネル、3チャンネル ※切換可能 |
使用半導体 | トランジスタ:26個 ダイオード:2個 |
電源コンセント | 連動:2系統 非連動:1系統 合計300W |
電源 | AC100V(120V/220V/240V切換可能)、50Hz/60Hz |
消費電力 | 3W |
外形寸法 | 幅420x高さ138x奥行296mm |
重量 | 7kg |
別売 | 木製ケース WAC-3(¥5,000) |