VICTOR RX-ES1
¥58,800(2003年頃)
解説
ビクター独自のテクノロジーであるDEUSを搭載したデジタルAVアンプ。
アンプ回路にはビクターのデジタルアンプであるDEUSを搭載しています。
この方式ではハイブリッド・フィードバック技術によって正確なデジタル変調の監視とデジタル増幅過程で発生するノイズ、さらに接続するスピーカーからの影響も排除することで高音質化を図っています。
デジタルアンプDEUSには高精度フローティング・トライアンブルPWM(デジタル)変調回路を採用しています。この回路ではデジタルフィードバックの導入によってオーディオ帯域にノイズを発生させないデジタル変換を実現しています。生成されたデジタル信号は高速スイッチング素子で増幅され、LPFを通過して高周波信号を除去して音楽信号に戻しています。このためスイッチングノイズやLPFに使用するフェライトコアの磁気歪が加算されます。また、接続されるスピーカーシステムの逆起電力の影響も受けます。
これらを解決するためDEUSではアナログフィードバックを採用しており、入力信号と比較し、新たに発生したノイズや歪、スピーカーからの影響を大幅に低減し、従来のデジタルアンプと比較して音質改善を実現しています。
スマートサラウンドセットアップを搭載しており、煩わしいスピーカー設定を簡単にしています。
この機能ではスピーカーをマイクに見立て、手を叩いた音を起電力として検出しており、レベルと距離を算出して自動で設定を完了します。
ドルビーデジタルやDTS、BSデジタル放送の音声フォーマットに対応したMPEG-2
AACデコーダーに加え、2chソースを5.1chに拡張して再現できるドルビープロロジックIIなどの各種デコーダーを搭載しています。
また、DVDオーディオなどのアナログ5.1chに対応した音声入力端子を搭載しています。
ハイビジョンやプログレッシブなどの高精細映像信号に対応したD4入出力端子を搭載しています。
蓄光式のマルチブランドリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | AVアンプ |
<オーディオ部> | |
実用最大出力(JEITA、6Ω) | フロント:100W+100W センター:100W リア:100W+100W |
オーディオ入力 | デジタル:3系統(同軸x1、光x2) アナログ:4系統(VTR、TV、DBS、DVD-MULTI(5.1ch) |
オーディオ出力 | アナログRECアウト1系統 ヘッドホン1系統 サブウーファー1系統 |
<ビデオ部> | |
ビデオ入力 | コンポジット映像:3系統 S映像:3系統 D4映像:2系統 |
ビデオ出力 | コンポジット映像モニター:1系統 コンポジット映像RECアウト:1系統 S映像モニター:1系統 S映像RECアウト:1系統 D4映像モニター:1系統 |
<チューナー部> | |
FM受信周波数 | 76.0~108.0MHz |
AM受信周波数 | 531kHz~1629kHz |
<総合> | |
その他端子 | AVコンピュリンク端子 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 115W(待機時:2W) |
外形寸法 | 幅435x高さ69x奥行330.5mm |
重量 | 6.5kg |
付属 | 蓄光式マルチブランドリモコン |