オーディオの足跡

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MCA-105の画像
 解説 

105シリーズのSEAシステムを搭載したプリメインアンプ。

プリメインアンプとしては初めて7素子タイプのSEAシステムを搭載しています。
SEAシステムによって細かい範囲での周波数の調整が可能となっており、リスニング・ルームにあわせた音場補正やプログラムソースの補正、コンポーネントのバランス調整が行えます。また、重低音の増強用として40Hzと60Hzの中心周波数切換機能を搭載しています。
SEAリニアボリュームにはSEAツマミが中心でフラットになるようセンターストッパー型を採用しており、SEA回路も2段直結NF型とすることで低歪率を実現しています。

オーディオ・アンプとしては初めてピンクノイズ発生器を搭載しています。
この機能を利用することでスピーカー接続時の位相チェックやマルチチャンネル再生時のレベル合わせ、マルチアンプ時のレベル合わせが行えます。

パワーアンプ部にはダーリントン・コンプリメンタリーSEPP-OTL回路を採用しています。
また、保護回路として電子式自動復帰型回路を搭載しており、パワートランジスタを保護しています。

イコライザー部には厳選された低雑音シリコントランジスタ2SC458LGCを用いた直結3段型を採用しています。
3段型は回路の利得も大きくとれ、高域でもNFが深くとれるため全域に渡って歪を少なく抑えられ、ダイナミックレンジも広くとれています。

Aux1端子には入力にレベル・コントロールを搭載しています。
また、Pre out1とパワーアンプ入力端子にもレベル調整ボリュームを搭載しており、組合せのスピーカーシステムの能率が良く残留ノイズがきになる時などに活用することでS/N改善が図れます。

オーディオミューティングやモードセレクター、SEA ON-OFFスイッチなどの機能を搭載しています。

別売りオプションとしてウッドケースがありました。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
ミュージックパワー(IHF) 100W total(4Ω)
80W total(8Ω)
実効出力 36W+36W(4Ω)
32W+32W(8Ω)
高調波歪率(1kHz) 0.07%(30W出力時)
混変調歪率 0.2%(30W出力時、60Hz:7kHz=4:1)
パワーバンドウィズス 20Hz~50kHz ±0.5dB
周波数特性 18Hz~100kHz
※サブソニックフィルター内蔵
S/N(IHF) 100dB
残留雑音電圧 0.5mV
サブソニックフィルター 18Hz:-3dB
-12dB/oct
入力感度/インピーダンス 0.6V/50kΩ(レベルVR付き)
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ダンピングファクター 50(負荷8Ω)
ヘッドホン端子
スピーカー切換 A、B、A+B
保護回路 電子式
<プリアンプ部>
入力端子 Phono1、2、Mic、Tuner、Aux1(レベルVR付き)、2、Tape play
入力感度/インピーダンス Phono:1mV/50kΩ
Mic:1mV/300kΩ
DIN:80mV/100kΩ
Aux、Tuner、Tape play:80mV/100kΩ
Phono最大許容入力 120mV
出力端子 Pre out1(レベルVR付き)、2
Rec out1(DINと連動)、2
DIN端子 2系統
出力インピーダンス Pre out1:最大2.5V、定格0.5V/3kΩ
Rec out2:4.7kΩ
DIN:36mV/80kΩ
周波数特性 Phono:RIAAカーブに対し±0.5dB
Aux:18Hz~40kHz +0 -0.5dB(サブソニックフィルター)
高調波歪率(1kHz) 2.5V(0.1%)
混変調歪率(1kHz) 2.5V(0.2%)
S/N(IHF) Phono:76dB
Mic:78dB
Aux:85dB
トーンコントロール SEA7素子(40/60Hz、150Hz、400Hz、1k、2.4k、6k、15kHz)
各±10dB
可変方式:連続式
トーンディフィートスイッチ搭載
ミューティング -20dB
テープモニター 2系統
ピンクノイズジェネレーター 搭載
アース端子 搭載
<総合>
使用半導体 トランジスタ:28個
ダイオード:8個
電源コンセント 連動:2系統
非連動:1系統
※合計300W
電源 AC100V(120V/220V/240V切換可能)、50Hz/60Hz
消費電力 無信号時:20W
最大出力時:145W
外形寸法 幅450x高さ138x奥行322mm
重量 11.5kg
別売 木製アンプケース WAC-2(¥5,500)