VICTOR MCA-103
¥27,000(1966年頃)
解説
オールトランジスタ構成の小型プリメインアンプ。
回路方式には、周波数特性がよく、歪が少ないOTL回路を採用しています。また、UL型パワートランジスタを4個採用することでハイパワーを獲得しています。
カットオフ周波数140MHzのシリコントランジスタを2個ずつ直結したユニットを3段構成で採用することで高域の歪特性を改善しています。
テープモニタースイッチを装備しています。
DIN規格のステレオ録音再生端子を搭載しています。
マグネチック、クリスタル、セラミックなどのカートリッジに対応しています。
高域と低域が独立したトーンコントロールを搭載しています。
ステレオヘッドホン端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
回路方式 | OTL方式 |
最大出力 | 36W(18W+18W)連続パワー 44W(22W+22W)ミュージックパワー |
無歪出力(歪率2%) | 26W(13W+13W)連続パワー 27W(13.5W+13.5W)ミュージックパワー |
雑音 | Phono MAG:-70dB(2kΩターミネート) Phono XTAL:-60dB(500kΩターミネート) Aux:-62dB(500kΩターミネート) |
イコライザー回路 | NF型RIAA |
トーン回路 | CR型2チャンネル連動 Bass:-14dB~+12dB(100Hz) Treble:-17dB~+16dB(10kHz) |
出力端子 | スピーカー出力:4Ω~16Ω ヘッドホン テープレコーダー接続端子 |
使用半導体 | トランジスタ:18個 ダイオード:4個 |
消費電力 | 67.5W(最大パワー時) 8.8W(無信号時) |
外形寸法 | 幅94x高さ227x奥行220mm |
重量 | 3.5kg |