オーディオの足跡

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JA-S7の画像
 解説 

上級機JA-S9の基本設計をそのまま受け継ぎ、過渡応答の重視や、ピュア・コンOCLパワー、高い耐入力特性、便利なSEAの内臓など、ハイクラスな内容を備えたプリメインアンプ。

穏やかなサイン・ウェーブだけでなく、現実の音楽波形やノイズなど、パルス性の入力にも正確な応答を示すように、主要回路に多量の負帰還をかけた、過渡応答重視の設計となっています。

イコライザー回路には上級機JA-S9型と同じものをそのまま採用しています。
厳選されたパーツによる、PNP-NPN混成3段直結のC-E帰還回路により、フラットな特性を得ています。

パワー部には全段直結ピュア・コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。

トーン・コントロールは、5素子SEAシステムを採用しています。
SEAシステムは、一般のトーン・コントロールのように低域と高域だけを可変するのではなく、可聴範囲を5分割し、各ポイントを±12dB自由に可変できるシステムで、部屋やスピーカーの特性に合わせた補正が可能です。
この働きは、切り替えスイッチでテープ・アウトの出力にも働かせる事ができるので、最良のバランスを創ってから録音するなども可能です。

保護回路には、2重の安定回路で、OCL中点電位を安定にまもると共に、万一トランジスタ破壊などの場合でも、ただちにスピーカーを切り離す、応答の速い検出回路が使われています。

ロー/ハイカットフィルターを搭載しています。

4ch最盛時にも使える相互偏差1dB以内の4連ボリュームが採用されており、そのための入出力端子を搭載しています。
また、ラウドネス・コントロールやミューティング回路も4ch使用が可能です。

2系統テープの交互ダビング・スイッチを搭載しています。
また、2系統スピーカーの切り替えと同時接続や、カートリッジ負荷3段切り替え、Phono1/AUX1の入力レベル調整、プリメイン分離端子などを搭載しています。

ウッドケースは別売りです。

機種の定格
型式 インテグレーテッド・ステレオプリメインアンプ
回路方式 パワーアンプ部:全段直結ピュアコンプリメンタリーOCL
<パワーアンプ部>
ミュージックパワー(IHF) 4Ω:140W(70W+70W)
8Ω:110W(55W+55W、1kHz)
実効出力(8Ω、1kHz) 両ch駆動:80W(40W+40W)
片ch駆動:80W(40W+40W)
20Hz~20kHz(両ch駆動) 70W(35W+35W)
高調波歪率(実効出力時、1kHz) 0.05%(35W)
混変調歪率(1W出力時) 0.4%
パワーバンドウィズス 20Hz~30kHz(35W、両ch、8Ω、THD 0.25%)
周波数特性(1W出力時) 5Hz~450kHz -3dB
ダンピングファクター(8Ω負荷) 50
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
入力感度 1V
<プリアンプ部>
周波数特性 20Hz~50kHz ±0.5dB
入力感度/インピーダンス Phono:2.5mV/47kΩ
AUX、Tape Play:200mV/100kΩ
S/N(IHF/RMS) Phono:82dB/57dB
AUX:101dB/82dB
イコライザー特性(RIAA偏差) ±0.5dB
Phono最大許容入力(P-P/RMS) 840mV/300mV
カートリッジ負荷切り替え 33kΩ、47kΩ、100kΩ
録音出力レベル PIN:180mV
DIN:30mV
トーンコントロール SEA中心周波数:40Hz、250Hz、1kHz、5kHz、15kHz
SEA可変範囲:±12dB
フィルター Subsonic:18Hz、12dB/oct
High:9kHz、-12dB/oct
ミューティング -20dB
ラウドネス(Volume -30dB時) 50Hz +11dB、1kHz +1.5dB、10kHz +4dB
<総合>
使用半導体 トランジスタ:32個
ダイオード他:14個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 90W
外形寸法 幅420x高さ138x奥行333mm
重量 10.5kg
別売 ウッドケース WD-1(¥3,400)