VICTOR JA-S11
¥29,800(1976年頃)
解説
忠実な波形伝送のために全回路の基本特性を磨いたプリメインアンプ。
電源部には2.6kgのトランスと6,800μFx2のコンデンサを採用しており、余裕のある電源を構成しています。
電源ON-OFF時のショックノイズをスピーカーに伝えず、また、動作中に出力段の中点電位が異常変動した場合にただちにスピーカーを切離す、リレー式の保護回路をそなえています。
イコライザーからトーン・コントロール回路、ピュアコンOCLパワー回路まで、全ての増幅段が広帯域の負帰還で制御された過渡応答重視設計となっています。
特にイコライザーは片チャンネルにつき12石を採用した3段直結構成モノリシックICを採用しています。
相互ダビングが可能な2系統のテープ端子を搭載しています。
うち1系統はフロントパネルに搭載しています。
ウッドケースは別売りです。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
実効出力(8Ω、両ch動作時) | 30+30W(20Hz~20kHz、THD 0.10%) |
高調波歪率(1kHz、30W) | 0.06% |
イコライザー特性 | ±0.5dB(RIAA偏差) 150mV(最大入力RMS、1kHz) |
PhonoSN比(IHF-A) | 75dB |
外形寸法 | 幅390x高さ152x奥行330mm |
重量 | 6.5kg |
別売 | ウッドケース WD-6(¥4,500) |