VICTOR ICM-105M
価格不明(1970年頃)
解説
マルチチャンネル再生用に開発された105シリーズの4チャンネルパワーアンプ。
初めてパワーICを4個用いたパワーアンプとして発売しました。
ICM-105Mに使用されているパワーICは準コンプリメンタリー回路が組込まれています。また、ハイブリッド型(混成集積回路)となっているため、大電力ながら発熱にも心配なく、コンパクトにまとめられています。
MTR-10Mなどのマルチソース・テープデッキと接続してドライブできる4チャンネルソース方式を採用しています。
4個のVUメーターを搭載しています。
メーターには感度切換えスイッチを搭載しており、入力に合わせて3段切換が可能です。
4個の入力調整ボリュームを搭載しています。
機種の定格
型式 | 4チャンネルパワーアンプ |
ミュージックパワー | 30Wx4(8Ω) |
定格出力 | 25Wx4 |
高調波歪率 | 0.2%(定格出力時) |
混変調歪率 | 0.3%(定格出力時) |
周波数特性 | 20Hz~100kHz(出力1W) |
感度 | 0.7V(定格出力時) |
入力インピーダンス | 70kΩ |
S/N | 100dB以上 |
保護回路 | ヒューズ |
ダンピングファクター | 40 |
出力端子 | 4Ω~16Ω |
付属装置 | VUメーター4系統 VUメーター感度切換機能 入力レベル調整機能 |
使用半導体 | IC:4個 |
外形寸法 | 幅215x高さ138x奥行325mm |
重量 | 7.5kg |