VICTOR Zero-30FX
¥49,800(1台、1985年頃)
解説
Zeroシリーズの系統を受け継ぎながら、デジタル&AV時代を見据えて開発されたスピーカーシステム。
全ての振動板にファインセラミックを採用しています。
低域には25.5cmのコーン型ウーファーを採用しています。
振動板はセラミックファイバーの一本一本にカーボンをコーティングしたものを採用しています。
中域には7cmのコーン型スコーカーを採用しています。
アルミ一体深絞り振動板にアルミナ粉体とチッ化シリコンのウィスカー(Si3N4)を加え、プラザマ・ジェットコーディングし高強度・高剛性化するとともにボイスコイルと振動板を一体化しています。
高域には2.5cmのドーム型トゥイーターを採用しています。
音源を点に近づけることで指向性を改善すると同時に、アルミナ非結晶イオンプレーティングにより、高域共振周波数を50kHzまで伸ばしています。
ユニットのフレームにはガンブラック塗装を施したアルミダイキャストフレームを採用しています。
また、各ユニットにはダブルマグネット方式を採用しており、駆動力アップと同時にテレビ画面への悪影響を排除した防磁設計となっています。各ユニットの磁束密度はウーファー9000Gauss、スコーカー13,300Gauss、トゥイーター19,000Gaussとなっています。
プログラムソースの内容に応じて音像の定位をコントロールするプレゼンス・コントロールを搭載しています。
エンクロージャーは針葉樹系高密度パーティクル・ボードを使用した高圧力組固めキャビネットを採用しています。
マットブラック調仕上げとすることで、ビジュアル機器とのマッチングも考慮しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁タイプ |
ユニット | 低域用:25.5cmコーン型 中域用:7cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
定格インピーダンス | 6Ω |
周波数特性 | 40Hz~50000Hz |
定格入力 | 40W |
最大許容入力 | 120W |
瞬間最大入力 | 240W |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 750Hz、5500Hz |
レベルコントロール | 高域用:定インピーダンス、ステップ型(0、-2dB) 中域用:定インピーダンス、連続可変型 |
外形寸法 | 幅310x高さ550x奥行321mm |
重量 | 16kg |