VICTOR Zero-100
¥125,000(1台、1984年頃)
解説
ファインセラミック・ダイアフラムを採用したスピーカーシステム。
単にZero-1000からスーパートゥイーターを取除くのではなく、その技術を継承しつつ、全ユニットを新たに開発しています。
低域には32cmのコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはアルミ・コーンを基材とするファインセラミック・ダイアフラムを採用しています。
中域には6.5cm、高域には3.0cmのドーム型ユニットがそれぞれ採用されています。
振動板にはファインセラミック・ドームを採用しており、同一素材によってユニット間のつながりを良くしています。
エンクロージャーには、回折効果による周波数特性の乱れを防ぐため、新UGレジンを素材に使用したスーパー楕円バッフルを採用しています。
このバッフルは、モーダル解析に基づく頑丈な補強リブ構造により、木質材では不可能に近い強度を実現しています。また、ウーファーとスコーカー取付け部の間に鉄の補強棒が埋め込まれています。
バッフル、エンクロージャー共にに入念なモーダル解析により、箱の振動を低減してます
サイドパネルにレベルコントロールを搭載しています。
低歪で音質劣化の少ない銅接点の定インピーダンスステップ切換型を採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:32cmコーン型 中域用:6.5cmドーム型 高域用:3.0cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 30Hz~32,000Hz |
インピーダンス | 6Ω |
最大入力 | 130W(ミュージック・パワー) |
出力音圧レベル | 92dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 500Hz、4500Hz |
レベルコントロール | 定インピーダンス、ステップ切換型 (トゥイーター/スコーカー) |
外形寸法 | 幅420x高さ740x奥行365mm |
重量 | 35.5kg |