
VICTOR SX-WD8
¥50,000(1台、2004年12月発売)
解説
ウッドコーンを採用したバーチカルツインレイアウトのスピーカーシステム。
ウッドコーンは「スピーカーは楽器であって欲しい」という想いから開発に着手し、経年変化や環境変化という最大の難点を克服し、20余年の歳月を経て量産化技術を確立したものです。
木の振動板は木目方向ではアルミに匹敵するような高い伝搬速度を持ち、それと交差する方向では半分以下の速度となって固有共振が発生しにくいという特長を持っています。また、余分な振動を吸収する内部損失が適度で減衰特性が優れているとしています。このため、均一素材の欠点を補うために開発したオブリコーンと同様の共振分散が天然素材で自然に実現しています。
低域には11cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にウッドコーンを使用しており、エッジワイズ巻き4層ボイスコイルと強力な磁気回路でドライブしています。
また、ブチルラバーエッジ、アルミダイキャストフレームを採用しています。
SX-WD8ではこのユニットを2個用いたツイン駆動方式を採用しています。
高域には2.0cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板は無垢のカバ材をドーム型に整形して使用しており、木目による自然な共振分散作用でカラーレーションを抑えています。また、新開発のCCA(Copper Clad Aluminium)を用いたボイスコイルによって振動系を軽量化しています。
磁気回路にはリング型ネオジウムマグネットを採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
フロントバッフルにMDF材を使用しています。
外観は木目調シートに光沢塗装仕上げが施されています。
別売りオプションとしてスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁型(JEITA) |
ユニット | 低域用:11.0cmコーン型x2 高域用:2.0cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 50Hz~50kHz |
定格インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 84.5dB/W・m |
定格入力(JIS) | 37.5W |
最大入力(JIS) | 150W |
クロスオーバー周波数 | 3.8kHz |
外形寸法 | 幅143x高さ405x奥行249mm(スピーカーターミナル、サランボード含む) |
重量 | 6.3kg(本体) |
付属 | スピーカーコード(無酸素銅、3mx1) |
別売:スピーカースタンド LS-M1(2本1組、¥30,000) | |
外形寸法 | 幅260x高さ632x奥行330mm |
重量 | 5.3kg |