オーディオの足跡

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SX-V1-Mの画像
 解説 

マホガニー無垢材キャビネットと真鍮ダイキャストボードによるユニフレームバッフルボードなどの新技術を投入して作られたスピーカーシステム。

低域には14.5cmのコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはクルトミューラー社製コーンを採用しており、内磁型アルニコ磁気回路でドライブすることでファンダメンタル帯域のしっかりしたエネルギーバランスを獲得しています。
また、高精度・高リニアリティを実現した新形状のスパイダーサスペンションを採用しており、小振幅から大振幅まで高いリニアリティとロングストローク・レスポンスを実現しています。
ユニットハウジングには非磁性体で高い剛性を持つステンレスを使用しており、電気、磁気、機械的歪を低減し、聴感上のS/Nを改善しています。

高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板には優れた指向特性と微小入力時の立ち上がりをもつ羽二重シルクソフトドームを採用しています。また、ショートホーン形状のフォーカシングダイレクターを採用することで、ウーファーとの時間軸を合わせるタイムアライメントを持たせると共に指向性を改善しており、音像の明確化と音場の拡大を実現しています。

フロントバッフルにはユニフレームバッフルボードを採用しています。
この方式ではトゥイーターとウーファーをできる限り近づけて金属バッフルボードに直接取り付けることで音像の一元化を達成しています。バッフルボードの素材には剛性が高く減衰音が美しい真鍮ダイキャストボードを採用しています。また、ボード裏面に共振分散のためのリブを設けて剛性を高めています。
さらにバッフルボード底部に2点に真鍮製のエンドピンを採用することでメカニカルアースを確保しています。これにより聴感上のS/Nや音像密度を向上するとともに、微小レベルでの音楽再現性を飛躍的に向上させています。

キャビネットには響きが美しいマホガニーを無垢のまま使用しています。しかも組み上げた後に新開発の樹脂含浸を施すことで無垢材特有の経年変化を解決しています。
外観は全ての稜に丸みを持たせたフラッシュサーフェス化によって音波の回折現象を抑えており、音場の濁りを低減しています。また、ビクター伝統の木工技術を駆使して表面を丹念に磨く事で接合面をフラットにし、木目の美しさをより引き立てています。

底部にはスリーポインテッド・ベース方式を採用しており、ユニフレームバッフルボードの2本のエンドピンに加えて、もう1本のエンドピンを設けることで安定性を向上させています。

スピーカーターミナルは、強度を高めるためにキャビネットにダイレクトマウントされています。また、端子には信頼性の高い金メッキ端子を採用しており、バナナプラグにも対応しています。

別売で専用のスピーカースタンドがありました。
このスタンドは、SX-V1と同様に樹脂含浸が施された無垢マホガニーで作成されています。しかもユニフレームにダイレクト接続させることで不要な振動を支柱を介してスタンドの底部のウェイトでアースし、自然な音場感と安定した低域再生を実現しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁型(EIAJ)
ユニット 低域用:14.5cmコーン型
高域用:2.5cmドーム型
周波数特性 55Hz~30kHz
出力音圧レベル 87dB/W/m
インピーダンス
定格入力(EIAJ) 30W
最大入力(EIAJ) 120W
クロスオーバー周波数 4kHz
外形寸法 幅200x高さ343x奥行263mm
重量 8.0kg
別売:スピーカースタンド LS-V1-M(2台1組、¥40,000)
外形寸法 幅260x高さ525x奥行330mm
重量 4.3kg