オーディオの足跡

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 解説 

ビクタースピーカーのフラグシップモデルとして開発されたフロア型スピーカーシステム。

低域には22cmオブリコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットの振動板にはクルトミューラー・コーンを採用するとともに、駆動点をオフセンターに配置するオブリコーン構造によって共振を分散し、滑らかな特性を実現しています。

中域には14.5cmオブリコーン型スコーカーを搭載しています。
ウーファー同様に、オフセンターに駆動点を配置するオブリコーン構造を採用すると共に、金プレーキング・メタル振動板によって中音域の特性向上を図っています。

高域には1.9cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
ダイアフラムには純金プレーティング・アルミ・ドームを採用しており、ナチュラルなオーバートーンや超音波帯域再生を実現しています。

全ユニットの磁気回路にビクター独自のアルニコ磁気回路を採用しています。

ネットワーク部の配線材には無酸素銅線を採用しています。
また、バナナプラグに対応した入力端子には金メッキが施された真鍮削り出しターミナルを採用しています。

3ウェイでありながらフルレンジユニットのような鳴り方を実現するため、バッフルには真鍮を用いたユニフレーム構造を採用しています。
ユニフレーム構造では各ユニットを極限まで近づけてフレームにダイレクトにマウントすることで、自然な音場を実現しています。また、共振分散のためにリブを設け、前6本、後8本もの強固なネジ止めによってキャビネットに固定することで、聴感上のS/Nや音像密度を大幅に向上させています。

キャビネットには、日本の工芸品に見られるような凛とした深い思索感を実現するため、何十本もの木材から選ばれた無垢の紫檀を採用しています。この木材は極めて高価で加工しにくく、従来は高級家具に使われているのみでしたが、比重が1にも及ぶ強靭さを持っています。
そして、数十本にも及ぶキャビネットが試作され、最臭低に細身で背が高いテーパー・キャビネットに組み上げることで、くっきりとした音像定位と豊かで明るい低音再生を実現しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
ユニット 低域用:22cmオブリコーン型
中域用:14.5cmオブリコーン型
高域用:1.9cmドーム型
定格インピーダンス
定格入力(JIS) 45W
最大入力(EIAJ) 180W
周波数特性 30Hz~80kHz
クロスオーバー周波数 320Hz、6.5kHz
出力音圧レベル 89dB/W/m
外形寸法 幅322x高さ1,071x奥行395mm
重量 45kg