オーディオの足跡

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SX-5IIの画像
 解説 

SX-7型での技術とノウハウを導入して開発されたスピーカーシステム。

低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
ウーファーのコーン紙には、SXシリーズに共通のKDUコーン紙を採用しています。また、ボイスコイルボビン内にはフェルト・リングを入れてボビンの分割振動を防ぎ中低域を改善しています。

中域には6.5cmソフトドーム型ミッドレンジを採用しています。
ソフトドーム振動板は、厳選された植物性繊維を伸縮をさまたげないルーズバインドに織り上げたもので、ダンプ材も一般的なビスコロイドを排除して、新開発の合成ゴム系ダンプ材を使用することで、ソフトドームの有利さを引き出しています。また、アルミボビンと熱硬化性樹脂巻きボイス・コイルを採用し耐入力を改善しています。
SX-5IIでは、磁気回路の寸法精度を高め、ギャップの寸法を追い込んでユニットの能率を約2dB向上させています。

高域にはSX-7型用の3cmソフトドーム型トゥイーターをそのまま搭載しています。
このユニットでは高域での位相乱れを整合するためにイコライザーが使用されています。

3個のユニットは銅キャップ付き磁気回路を採用することで、電流歪を低減しています。

ネットワーク部には大入力でも歪が増大しないよう珪素鋼板コアを採用しています。

エンクロージャーの前後面バッフルには、優れた振動減衰特性を持つ北米産針葉樹ダグラスファー合板を採用し、側板には高密度チップボードを採用しています。さらに、キャビネットの音の伝播を整えるため内部に響棒を用い、動物性繊維を主体にしたエステルウール吸音材を充填しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
ユニット 低域用:25cmコーン型
中域用:6.5cmドーム型
高域用:3cmドーム型
インピーダンス
最大入力 80W
出力音圧レベル 90dB/W/m
周波数特性 30Hz~20kHz
最低共振周波数 45Hz
クロスオーバー周波数 800Hz、5kHz
レベルコントロール ミッドレンジ、トゥイーター定抵抗連続可変型
外形寸法 幅335x高さ570x奥行322mm
重量 18.0kg